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<title>いいとこ取り読書と気ままな映画</title>
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<description>活字中毒者のいいとこ取り読書と気ままな映画</description>
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<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-3cc4.html">
<title>[破綻するアメリカ 壊れゆく世界]ノーム・チョムスキー</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-3cc4.html</link>
<description>[厳しく、恐ろしく、避けようの無い選択] 　半世紀ほど前の1955年7月のことだ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[厳しく、恐ろしく、避けようの無い選択]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　半世紀ほど前の1955年7月のことだ。哲学者のバートランド・ラッセルと物理学者のアルバート・アインシュタインがちが、他に類をみない内容のアピール[ラッセル-アインシュタイン宣言]を、世界の人々に向けておこなった。私たち人類が抱える様々な問題にたいしても、もっともな意見はあるだろうが、いまはそれを、「いったん脇において、すばらしい歴史をもつ生物学上の種の一員であることだけ」を自覚するよう人々に呼びかけ、「その種の消滅を、私たちの誰一人として望んでいるはずがない」と訴えたのだ。世界の人々はいま、「厳しく、恐ろしく、避けようのない」選択を迫られている。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;それは「人類を絶滅させるか、それとも人類が戦争を放棄するか」という選択なのだ、と。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[核惨事の危機一髪]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ラッセルとアインシュタインが強調した核による破壊の危険は、空想ではない。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;私たちはすでに核戦争の瀬戸際まで来ている。最も有名なのは、1962年10月のキューバ・ミサイル危機だ。このとき、私たちが「核による抹消」を免れたのは「奇跡」にほかならないと、二人の著名な研究者が言っている。&lt;/span&gt;ケネディの補佐官をつとめた歴史家のアーサー・シュレンジャーは、2002年にハバナで開かれた記念会議で、このミサイル危機を「人類史における最も危険な瞬間」と述べた。会議に出席した人々は、自分達が考えていたよりもっと深刻な危機だったことを知った。世界は長崎以来初めて核兵器が使用される「寸前」まで行っていたと、この会議を準備した国家安全保障公文書館のトマス・ブラントは報告。彼が言及しているのは、ソ連潜水艦のワシーリー・アルキポフ中佐が核兵器の使用を阻止した一件だ。アルキポフは、自分の潜水艦がアメリカの駆逐艦に攻撃されていたときに、核魚雷の発射命令の実行を拒んだのである。さもなければ、恐ろしい結果になっていただろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ハバナの記念会議に出席した高名な製作立案者の一人で、ケネディ政権の国防長官をつとめた&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;ロバートマクナマラは、ミサイル危機の最中に世界は「核惨事の危機一髪」まで行ったと2005年に回想した。さらに「もはや世界の終わり(アポカリプス）」だと警告&lt;/span&gt;し、「現在のアメリカの核政策は不道徳かつ不法であり、軍事的に不要で恐ろしく危険だ」と述べた。アメリカの核政策は「他国民にとっても自国民にとっても我慢できないリスク」（「過失または不注意による核の発射」という「とんでもなく高い」リスクと、テロリストによる核攻撃のリスク）をもたらす。マクナマラは、「クリントン政権のウィリアム・ペリー国防長官のつぎのような判断－－&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;アメリカが10年以内に核攻撃のターゲットとなる可能性は、50%を超える－－を支持した。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「国家安全保障担当者の意見の一致しているところでは」とグレアム・アリソンは報告している。&lt;br /&gt;「汚い爆弾による」攻撃は「避けられず」、必須の原材料である核分裂性物質を回収し管理しないかぎり、核兵器による攻撃の可能性が高いと、と。1990年代初めから、上院議員のサム・ナンとリチャード・ルーガーが率先して書く分裂性物質の回収や管理を目指し、その取り組みは一定の成果をおさめた。この成果について見当したアリソンは、ブッシュ政権の初日からこの計画が妨害されたと述べている。ブッシュ政権の政策立案者たちは、「逃れられない核の恐怖」を防ぐためにこの計画がを脇へ押しやり、精力を傾けてアメリカを戦争へと駆り立て、その後、自分達がイラクにもたらした破局を何とかくいとめようとしているというのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　戦略アナリスｔのジョン・スタインブルナーとナンシー・ギャラガーは、米国学士院の機関誌のなかで、誇張ではなく警告している。ブッシュ政権の軍事計画とその侵略的な姿勢は「最終的な破滅の危険をかなりともなう」と。その理由は簡単だ。一つの国家が絶対的な安全を追求し、意のままに戦争し「核の歯止めを取り除く」（ペダツールの言葉）権利を確保しようとすれば、他の国々の安全が脅かされ、それらの国は対応策をとると考えられるのだから。ラムズフェルド国防長官の米軍再編で開発されつつある恐ろしいテクノロジーは、「間違いなく世界中に広まるだろう」。「競って威圧しあう」状況では、行動とそれにたいする反応の繰り返しによって「危険が増し、制御不可能になるおそれがある」。「アメリカの政治システムがその危険を認識できず、その意味するところに対処できない」ならば、「アメリカの存続の可能性はきわめて疑わしくなるだろう」と、スタインブルナーらは警告する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[もはや世界の終わり］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「もはや世界の終わり」であるかどうかを実際的に見極めることは不可能だ。だが、気のたしかな人なら静観できないほど、その可能性が高いのは間違いない。推測は無意味だ、アインシュタインとラッセルが述べた「厳しく、恐ろしく、避けようのない」選択に対処することは、決して無意味ではない。それどころか、これは切迫した問題である。とくにアメリカについてそう言える。アメリカ政府は、歴史的に類を見ない軍事的支配を拡大し、破壊競争の加速に中心的な役割を果たしているのだから。&lt;br /&gt;「偶発的な、または過失による、あるいは正式な許可のない核攻撃の可能性が高まるかもしれない」と、核戦争の脅威を減らす取り組みを率先してつづけてきたサム・ナン元上院議員は警告する。「私たちは最終戦争の危険をわざわざつくりだしている」とナンは言い、それは「アメリカの存続」が「ロシアの警告システムと指揮統制の正確さ」に左右されるような政策を選択した結果だと述べる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ナンが言っているのは、アメリカが軍事計画を急拡大して戦略的均衡を破っているということ。その結果、「ロシアは、攻撃の警告を受けた場合、その警告が正確かどうか確認せずに、ただちに核兵器を発射する可能性が高まる」。「ロシアの早期警戒システムはひどい機能不全であり、ミサイルの飛来を誤報するおそれが大きい」という事実から、そうした脅威はいっそう増大する。アメリカは「高度警戒、核兵器即応態勢」をよりどころにし、「数分以内にミサイルを発射することになる」ため、「指導者は攻撃の警告を受けたら、核兵器を発射するか否かはほとんど即座に決定しなｋればならない。データ収集し、情報を交換し、状況を把握し、破壊的な判断ミスを避けるための時間を奪われる」。その険がおよぶ範囲はロシアにとどまらず、中国が同様の行動をとれば、やはりその周辺まで危険がおよぶ。戦略アナリストのブルース・ブレアによると、「早期警戒および発射制御に関しては、パキスタンやインドをはじめとする核拡散国家も問題をかかえていて、そちらのほうがもっと深刻」である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[無法国家のやりたい放題！]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　フィナンシャルタイムズ紙の調査で明らかになったことがある。「クリントンとブッシュの両政権は、イラクがトルコとヨルダンに石油を密輸していると知ったいただけでなく、アメリカ議会に知らせてもいた」うえ、「見て見ぬふりをする」よううながしていた、と。その理由は、ヨルダンはアメリカの重要な顧客国であるため、この違法売却が「国益にかなう」から。また、重要なアメリカ軍事基地として長期にわたり地域支配に協力してきたトルコへの支援は、「安全保障や繁栄をはじめとする死活的な利益」を促進するのだから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　イラク侵攻前のリベート計画がどれほどの規模だったにせよ、イラク占領中のアメリカの管理下で消えた総額を概算することさえおぼつかない。連合国暫定当局(CPA)が統治を終えたとき、その管理下に移されていた推定200億ドルのイラク復興資金--石油・食糧交換計画による未使用の資金と110億ドルを超えるイラクの石油収入をふくむ--の行方がわからなくなっていた。「透明性の欠如」がCPAの汚職に関する「疑惑を深めている」とフィナンシャルタイムズ紙は報じ、多くの実例を挙げている。たとえば、500万ドルを超える契約の四分の三が、競争入札なしで成立していた。そのうちの一つ、「イラクの石油施設を再建する14億ドルのプロジェクトは、アメリカ副大統領のディック・チェイニーがかつて経営トップだった石油関連会社ハリバートンが、競争入札なしで受注し、[それによって]ハリバートンはイラク復興資金の最大の単独受領者となった」。さらなる調査によって、テキサスの会社と「伝説的な石油マンたち」が「国連の石油・食糧交換計画による規定」を覆そうと計画していたことが明らかになり、数件が告発されている。これまでに明らかになったのは、とりわけアメリカ企業による不正の泥沼化をしめしていることだ。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087734676/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;破綻するアメリカ 壊れゆく世界&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;破綻するアメリカ 壊れゆく世界&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IYUgPtFiL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;113&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-20T08:51:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-41c5.html">
<title>[リンさんの小さな子] フィリップ クローデル</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-41c5.html</link>
<description>「タオ・ライさん、あなたとこうしてここにいると、不思議なくらい落ち着いた気持ちに...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「タオ・ライさん、あなたとこうしてここにいると、不思議なくらい落ち着いた気持ちになるんですよ」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　給仕が料理を持ってやってくる。バルクさんは、最高のものを注文した。贅沢すぎるということはない。先日、港で過ごした午後のことを、彼は思い出す。胸にたまっていたものを洗いざらい話したこと、そのときの老人の仕草、そして思わず口を閉ざし、苦しみ、恥じたことを思い出す。それに値段などつけられない。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;バルクさんとリンさんは食べ、そして飲む。&lt;/span&gt;リンさんは、それまで想像さえしたことのない料理を味わったいる。知らない料理ばかりかでれど、どの料理もとてもおいしい。太った男が注いでくれるぶどう酒をちびちび飲む。顔が少しほてる。食卓が揺れる。笑いがこぼれる。ときに料理を子供にも味合わせてやろうとするが、あまりお腹がすいていないようだ。聞き分けのいい子なのだが、食は進まない。バルクさんは笑顔でその様子を見ている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　デザートが済み、給仕が食卓を片付け終わったとき、太った男は、さっき座ったときに自分の横に置いた袋を手に取り、中からきれいな包みを取り出すと、それをリンさんに差し出した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「プレゼントですよ！」&lt;/span&gt;ところが老人がためらっているので、さらに続けて「遠慮しないで、タオ・ライさん、あなたへのプレゼントなんだから！　どうか受け取って！」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　リンさんはその包みを受け取る。震えている。プレゼントには慣れていないのだ。&lt;br /&gt;「さあ、開けて！」バルクさんは手振りを交えながら言う。&lt;br /&gt;老人は慎重な手つきで包装紙をはがす。あまりにばか丁寧なうえに、手先が器用でないので、時間がかかる。髪をはがすと、きれいな箱が出てきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「さあ、さあ！」太った男は笑いながら相手を見ている。&lt;br /&gt;　リンさんは箱の蓋を開ける。中には、淡いピンク色の軽い薄葉紙がかかっている。それを取る。心臓が早鐘のように鳴る。小さな叫び声がもれる。丁寧に畳まれた豪華で繊細なプリンセス・ドレス。&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;目もくらやむようなドレス。サン・ディウのためのドレス！&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「これを着たらきれいだよ！」バルクさんは女のこのほうに目を向けながら言う。リンさんはドレスに触れることさえできない。汚したらたいへんだ。こんなに美しい衣服は見たことがない。しかもその服を、たった今、太った男がくれたのだ。リンさんの唇は、興奮のあまり震えが止まらない。彼はドレスを箱にしまうと、薄葉紙をかぶせ、蓋を閉めた。そして、バルクさんの両手を自分の両手で包み込むようにして、強く握り締める。とても強く。長々と。サン・ディウを抱き寄せる。リンさんの目が光り、友を見つめ、女の子を見つめると、やがて、か細い、ややしゃがれた震える声がレストランの中に響いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　いつでも朝はある&lt;br /&gt;　いつでも朝日は戻ってくる&lt;br /&gt;　いつでも明日はある　&lt;br /&gt;　いつかはおまえも母になる&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　歌が終わった。リンさんはバルクさんの前で、感謝の気持ちを示すために頭を下げる。&lt;br /&gt;　そして、老人は幸福そうに、小さな女の子をしっかりと抱きしめる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622071649/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;リンさんの小さな子&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;リンさんの小さな子&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/11Y9TWXXJVL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;107&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-15T06:55:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-9b29.html">
<title>「イギリス型の真実 (講談社現代新書)」　林 信吾</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-9b29.html</link>
<description>[医療費が無料の国] 　英国では医療が無料である、ということをご存知だろうか。 ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[医療費が無料の国]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　英国では医療が無料である、ということをご存知だろうか。&lt;br /&gt;　本当なのである&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;。ＮＨＳ（ナショナル・ヘルス・サービス）という公的機関が、国民に対して、医療を無償で提供している。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　もう少し、具体的に言うと、英国では街中の小さな医院や山村の診療所も含めて、医療機関の大半が公営で、日本の厚生労働省に相当する、保健省という官庁はあるものの、ＮＨＳ自体は独立して税金で維持される機関である。このＮＨＳが管理運営する病院では、医療費は徴収されない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　医師の報酬も、ＮＨＳを通じて国家から支払われる方式で、もちろんキャリアや専門性によって差はあるが、おおむね高級官僚なみの「給与」を得ている。もっとも英国では、どこかの国のように官僚が優遇されてはいないのだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　当時の仕事仲間や友人は、総じて、&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「自分や家族が病気になっても、お金の心配はしなくていのは、実に素晴らしい」と&lt;br /&gt;語っていた。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　ある英国人女性は、二年ほど前にご主人を大腸ガンで亡くしたときの経験を語ってくれた。ご主人は二度におよぶ大手術を受けたのだが、その甲斐なく、ホスピスで最後の日々を過ごした後、永眠したという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その費用は、すべて無料だった。彼女はＮＨＳほどありがたいものはない、と言う。別の男性は、同僚の四歳になる娘さんが、免疫がなくなってしまう難病にかかった話をしてくれた。その子はおよそ半年をかけて、数次にわたる最先端の手術を受けた結果、普通の生活が送れるようになった。&lt;br /&gt;　日本だったら、とんでもない金額になったことは間違いない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかも、英国人だけが無償の医療の恩恵に浴しているわけではない。&lt;br /&gt;　ロンドン時代に知り合った、つまりは在英経験のある日本人に聞いて回ったところ、かなりの確率で英国の医療機関の世話になっていた。ほとんどの場合、風邪程度のことだったようだが、中にはバイクにはねられて入院したり、痔の手術を受けたという人もいる。　「お金がないから医者にかかれない」という人は、英国にはいない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　あらためて考えてみると、これは大変なことである。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　そうかと思えば、いや、日本人から見れば・・ということなのかも知れないが、こんな「医療」まで無料で本当によいのだろうか、と思えることもある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;やはり知人の英国人男性から聞かれた話だが、彼の親戚の娘さんが、十代の前半から、胸がおおきすぎることに非常なコンプレックスを抱いていたそうだ。で、とうとう小さくする手術を受けた。という。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;　日本人の、まだ若い女性ジャーナリストにこの話を聞かせところ、たった一言、&lt;br /&gt;「もったいない・・・」とつぶやいていた。そういう感想を聞きたかったのではないのだが。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;とは言うものの、「本当になにもかも無料なのか？」と問われたならば、答えはノーである。&lt;br /&gt;まず、薬代は取られる。ＮＨＳでは定額制になっていて、処方箋一通につき７ポンド１０ペンス取られるという。１ポンド＝200円で計算してみると1420円だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[財源は消費税］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　英国では医療が無料である、という話をすると、まず例外なく、日本人の口からは「素晴らしい」「うらやましい」といった感想が聞かれる。しかし同時に、かなりの確率で、「財源はどうなっているんですか？」&lt;br /&gt;という質問を受ける。そんな時、私は決まって、こう問い返す。&lt;br /&gt;「日本の消費税に相当する、ＶＡＴ(value-added tax＝付加価値税)というのがあるんですが、この税率、どれくらいだと思いますか？」&lt;br /&gt;・&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;・・これまで正解できた人はいなかったので、さっさと発表してしまおう。17･5パーセントである。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　これでまず、大いに驚かれるのだが、&lt;br /&gt;「それでもまだ、ヨーロッパ大陸諸国に比べれると、安い方なんですよ」&lt;br /&gt;と話を続けると、聞かされた側はまず例外なく、信じられない、という表情を見せる。しかしこれは事実なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　付加価値税は、英国においては1973年にEC（欧州共同体）に伴って導入された。&lt;br /&gt;　当初は、贅沢品に対しては12.5%、一般消費財及びサービスに対しては8%の税率だったが、1979年に「サッチャー革命」の一環として一律15%へと大幅な値上げが行われた。&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;その後さらに、1991年に17.5%へと再度引き上げられ、現在に至っている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　手元に「The United States Of Europe」という本がある。著者のトム・リード氏は米国人で、「ワシントン・ポスト」紙の元ロンドン市局長である。&lt;br /&gt;　その本の中に、著者がロンドンに赴任して間もない頃のエピソードが出てくる。&lt;br /&gt;　娘さんがピアスの穴を開けたところ、翌朝、耳たぶが腫れて痛み出したという。ロンドンの地理も何もわからなかったので、とりあえずタクシーに乗り、パディントン駅近くの病院に駆けつけた。&lt;br /&gt;　そこで応急処置と、今後のケアについて医師からの説明を受けた後、著者は米国で身についた習慣通り、小切手帳を取り出した。すると看護師だか職員だかの女性スタッフから、&lt;br /&gt;「請求書は出ませんから、小切手は必要ありません」と言われ、大いに驚いたという。&lt;br /&gt;著者によれば、米国でも同等以上に適切な医療は受けられるが、その場合、まずは複数（診察代や薬代）の、総額数百ドルに達するであろう請求書を受け取り、その後、支払った医療費を取り戻すべく、三ヶ月ほど保健会社と論争を続けねばならないそうだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　病院に同行した奥さんは、&lt;br /&gt;「これが17.5%の意味だったのね」&lt;br /&gt;と語った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そういうことなのだ。英国の医療は、本当は無料ではない。ただ、昨今の米国や日本のように、万事を自己責任と位置づけてしまう、新自由主義の生き方とも、明らかに違う。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;お金がなくて医者にかかれない人などいない社会であり、そのための財源は、できるだけ皆に平等に負担すべき、という「高福祉・高負担」の考え方である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406287976X/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;イギリス型&amp;lt;豊かさ&amp;gt;の真実 (講談社現代新書)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;イギリス型&amp;lt;豊かさ&amp;gt;の真実 (講談社現代新書)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51emPTSWWdL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;97&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-11T23:55:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-e082.html">
<title>[空の香りを愛するように (幻冬舎文庫)] 桜井 亜美</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-e082.html</link>
<description>「君に頼みがあるんだ」 「どういうこと？」 　彼は眼を閉じてゆっくりと頭を仰け反...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「君に頼みがあるんだ」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「どういうこと？」&lt;br /&gt;　彼は眼を閉じてゆっくりと頭を仰け反らせ、煙を空に向かって吐き出す。薄青色の煙は大きな輪を描いて観覧車のイルミネーションが映る空に立ち上がっていった。&lt;br /&gt;「ぼくの名前はミツル。君のことはずっと前から知ってた」&lt;br /&gt;　あたしは眉根を寄せて彼の横顔を見つめる。いつか遭ったことがあったろうか？&lt;br /&gt;　だが、高速で捲られていく記憶のインデックスに彼の顔は見当たらない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「ごめん、あたしは覚えてない」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「君はぼくをしらないけど、ぼくは君を知ってる。ぼくたちは仲間だと思う。コウ繋がりの」&lt;br /&gt;　ようやく納得がいった。彼はコウの友人なのだ。きっと写真か何かであたしを知っていたのだろう。&lt;br /&gt;「あまり時間がないから、用件を言う」&lt;br /&gt;　あたしは無言で彼が煙を吐き終えるのを待つ。それは煙が空に届くまでの、長い長い時間に思えた。&lt;br /&gt;「鳥の影から逃げないで。逃げたら、一番大切なものを失うから。その眼で鳥の影の招待を見ることができれば、影は消える」&lt;br /&gt;「鳥・・影・・？」&lt;br /&gt;「世界の暗黒面を支配していて、人々の不安を食う魔物の影。姿を見せず、その雲に映る影だけで恐怖を生み出し人間を支配する。ぼくも君に手を貸すよ。でもコウにはぼくのことを秘密にして」&lt;br /&gt;「待って。意味がよく分からない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　彼は答えもせずすばやく立ち上がって、手を振りながら「また会おう」と言った。&lt;br /&gt;　追いかける暇もなく、その華奢な彼の後姿はレストランの物置に隠れて消えていた。&lt;br /&gt;　でも淡い満月から零れた光のような、銀色のほのかな粒子が、まだ大気中に残っているような気がする。異次元の小さな亀裂から抜け出してきた使者のように、実体のない男の子だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　鳥の影から逃げないで。逃げたら、一番大切なものを失う。&lt;br /&gt;　あたしにとって、一番大切なのはもう決まっている。&lt;br /&gt;　ぼんやりと立ち竦んだまま、あたしはミツルの言葉の意味を考え続けていた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344408276/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;空の香りを愛するように (幻冬舎文庫)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;空の香りを愛するように (幻冬舎文庫)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NZGP3TYCL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;106&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-09T21:50:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-f96b.html">
<title>[瑠璃でもなく、玻璃でもなく] 唯川恵</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-f96b.html</link>
<description>「でもふたりで消えたりしたら、後でみんなに抜け駆けしたって言われる」 「いいさ、...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;「&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;でもふたりで消えたりしたら、後でみんなに抜け駆けしたって言われる」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「いいさ、そんなの無視しておけば。これは合コンだよ。いい相手が見つかれば当然、別行動になる。それが自然の摂理というものだろ」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　かれの無防備な笑顔を見ていると、それも悪くないかもしれない、と、思い始めていた。こんなふうに誘われるなんて久しぶりだ。だいたい最近こういうことから遠ざかり過ぎていた。彼は感じもいい。会話も面白い。ふたりで飲みに行くぐらいどうということはない。二十六歳、もう十分に大人だ。出会ったばかりの男と、気軽にお喋りを楽しむ夜があってもいいはずだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990000;&quot;&gt;　その時、バッグの中でメール着信の音が鳴り出した。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「ちょっとごめんね」&lt;br /&gt;美月は洗面所に行くふりをして席を立った。ドアの前で携帯を取り出し、メールを開く。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;&amp;lt;残業が早めに終わったんだけど、今から会える？&amp;gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;と、出ていた。弾んだ思いで美月はすぐに電話を返した。&lt;br /&gt;「うん、大丈夫。いつものバーでいい？　三十分ほどで行けると思う」&lt;br /&gt;「わかった待ってるよ」&lt;br /&gt;　それから急いた気持ちで席に戻り、彼に告げた。&lt;br /&gt;「ごめんなさい、急に家に帰らなくちゃならなくなったの」&lt;br /&gt;　彼はおどけたように肩をすくめた。&lt;br /&gt;「見え透いた嘘だなぁ」&lt;br /&gt;「本当よ、私も凄く残念だけど」&lt;br /&gt;　言いながら、三月は変える準備を整え、席を立った。気持ちはもうすっかり約束の場所へと飛んでいた。&lt;br /&gt;「あら、美月、帰るの」&lt;br /&gt;　順子には「ごめん」と顔の前で片手を立てて謝り、店の前に出てすぐにタクシーを止めた。&lt;br /&gt;「外苑前」と告げて、シートに身を沈める。道は思ったより空いていて、タクシーは初夏の街中を軽快に飛ばしてよく。それでも美月の心ははやる。&lt;br /&gt;　早く、早く。もっと速く。&lt;br /&gt;　バーには二十分で到着した。ドアを開けると、通い成れた店の匂いが溢れてきて、それだけで酔ってしまいそうになった。カウンターに愛おしい背中が見える。すぐにスツールが半回転して、その身体が美月に向けられた。&lt;br /&gt;「早かったね」&lt;br /&gt;森津朔也がわずかに口元を緩めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いい人がいるなら、家に連れてらっしゃいよ」&lt;br /&gt;　母の言葉に、美月は返事に詰まりながら、適当にはぐらかした。&lt;br /&gt;「いたらね」&lt;br /&gt;「あなたもういい年なんだから、そろそろそういうことも考えなくちゃ。お父さんも心配してるのよ」&lt;br /&gt;「はいはい、じゃあ行って来ます」&lt;br /&gt;「夕飯は？」&lt;br /&gt;「いらない」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990000;&quot;&gt;　外に出て、美月は一つため息をついた。朔也のことは、いずれ両親にも紹介する時がくる。けれど、それは離婚が成立してから。もし今、美月が妻子ある男と付き合っていると知れたら、頭が固い両親は激怒するだろう。そんな不道徳は許せないと、端から反対するに決まっている。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　だからこそ慎重にことを運ばなければならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんなことを考えながらも、駅に向かう足取りは、自分でも笑ってしまうくらい弾んでいた。&lt;br /&gt;　朔也はきっとまだ寝ているだろう。アパートに着いたら、すぐにコーヒーを淹れてあげよう。朝食は生ハムとクルームチーズのオーブンサンド、それにヨーグルト。それを窓の下を流れる川を眺めながら食べる。そして日がな一日、身体をくっつけ合って、のんびり過ごすのだ。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;　もうお洒落なレストランも、ロマンチックなホテルもいらない。こうして週末、朝から晩まで朔也と一緒にいられるのだから。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087712613/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;瑠璃でもなく、玻璃でもなく&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;瑠璃でもなく、玻璃でもなく&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Qroqd54jL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;112&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Book&quot; src=&quot;http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/icon-books.gif&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-07T21:32:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-634a.html">
<title>[霞が関の逆襲] 江田 憲司,高橋 洋一</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-634a.html</link>
<description>[タスポは天下り団体を作る伏線か] 　近年、世の中の禁煙ブームもあって、タスポの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[タスポは天下り団体を作る伏線か]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　近年、世の中の禁煙ブームもあって、タスポの導入が始まりましたが、私はこの話には裏があると思っています。&lt;br /&gt;　2008年7月1日から、関東地方や沖縄県でもタスポの導入が始まり、現在では、タスポがなければ、自動販売機でタバコを買うこともできなくなっています。未成年に買わせないための処置と言われていますが、どうもきな臭い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　確かに喫煙は20歳以上と決まっています。そういう法律があるのですから、これは守らなければなりません。ただ、そのためになぜタスポが導入されるのか？&lt;br /&gt;　このタスポに関しては、あまり世間に知られていませんが、&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;JT(日本たばこ産業）やフィリップモリスが500億円ずつお金を出しています。しかし、これだけ多額のお金をかけてシステムを作らなければならないのか、疑問です。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　まず、&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;なぜ新しいカードを作らなければならないのか？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;運転免許証でも同じようなシステムが作れるはずです。&lt;/span&gt;それなのに、なぜ新しいタスポのようなカードを喫煙者みなに持たせようとするのでしょうか？　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;まるで、新しいカードを導入したいがために取られた策のように見えてしまう。&lt;/span&gt;こういったカード導入には、必ず後に業者からの囲い込みが行われるのが常です。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;ここに利権が発生するようになる。&lt;/span&gt;これは今後注視しなければなりません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　また、タスポを導入することによって、全国の自動販売機に高機能の自動販売機に電話のようなものがついていて、&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;タスポをかざすと、無線で情報を飛ばして認識しやすくするという構造になっている。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　しかし、&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;このような大掛かりなシステムにする必要があるのでしょうか？&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　タスポの導入でいわれているのは、結局儲かったのは、このようなシステムを導入した自動販売機メーカーだということです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　タスポは「社団法人日本たばこ協会」「全国たばこ販売共同組合連合会」「日本自動販売機工業会」が主体になっていると、表向きはされている。役所の存在は、表に全然出てきていません。&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;ただ、日本ではタバコに関して管轄しているのは財務省。こういったシステムを作ると、後にそれを統括する天下り団体ができるということがよく起こります。新しい制度を導入して、新たな法人を作り、そこに天下るというのは、霞ヶ関の得意技なのです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これは私の元役人としての直感なのですが、今後こういった類の話が出てくるのではないかと思っています。天下り団体、公益法人などができないか、国民は注目していく必要があるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[温存された道路公団の打出の小槌]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;道路公団改革は、&lt;/span&gt;当時、小泉首相が「&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;民営化問題が持ち上がったときには、こういうことができるとは誰も信じなかった」と胸を張ったにもかかわらず、残念ながら、「名ばかり改革」に終わりました。&lt;/span&gt;予想されたとおり、道路官僚や道路族は「名を捨てて実をとった」格好です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「名」とは道路公団の経営形態で、そこを生贄にしておいて、「実」である高速道路の建設計画（9342キロ）は100%確保した、いや、それ以上のものを確保しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　道路公団の本質は、これまで国の税金や財投資金（国民が郵貯や年金等に預けたお金）を湯水のように使い、無駄な高速道路を造り続けることで、結果的に40兆円もの借金を残してしまうような体質を、根こそぎ改めることでした。そのためには、いわゆる道路族の介入をいかに排除していくかがキーポイントだったはず。そして、そのうえで、巨額な借金を新たな国民負担なく、通行料で返済していく道筋をつけることでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　にもかかわらず、採算にあわないため国自らが税金で高速道路を造る「新直轄方式」と、民営化会社が、政府保証を受けて民間から資金を調達し、新たな高速道路を造る仕組みの創設により、いかようにでも高速道路が造れるようになってしまった。いわば、道路公団の打出の小槌が温存されたのです。ちなみに政府保証ということは、焦げ付いたら税金で穴埋めするということを意味します。&lt;br /&gt;　採算にあわなくても必要な道路もありますから、直轄方式の創設自体には私も異論はありませんが、それなら、民営化会社が整備する道路は、より一層厳しく採算性を求めるべきでしょう。&lt;br /&gt;　しかし、会社に道路建設の拒否権があるとはいうものの、最終的には、国土交通省の諮問機関が、その拒否理由の正当性を審議し、「正当な理由なし」と判断した場合は結果的に建設せざるを得なくなる仕組みが導入されてしまいました。この時点で私は、「これで改革は失敗に終わった」と思いました。会社と道路官僚・道路族との力関係からすれば、実際、無駄な高速道路建設に歯止めをかけることにはならないからです。そうなると、現在の約40兆円にも上る借金はさらに拡大していく可能性がああります。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　道路利権はしっかりと温存されたのです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[なぜ、官僚は官邸で力をもっているのか]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;それは、政権が代わると、総理や官房長官、各大臣、副大臣に至るまで政治家すべては入れ替わってしまうのに、この官邸官僚たちは替わらないからです。&lt;/span&gt;政権交代時には、いったん、彼らの辞表をとりまとめるのですが、新しい総理や官房長官は、ついつい、官邸の仕事の運び方も熟知していて、たくさんのノウハウも受け継がれている彼らに頼ってします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　事務担当の官房副長官の最大の任務は「霞ヶ関内調整」です。総理や官房長官まで問題を上げる前に、一府一ニ省庁の間で調整しきれなかった政策を扱います。官僚の掟やしきたりを十二分に熟知した立場から調整を行うのです。ちなみに、官房副長官は事務次官等会議の主催者でもあり、閣議にも出ることができる。事務次官等会議との閣議の両方に出席できるのはこの官房副長官のみです。&lt;br /&gt;　この事務次官等会議とは、火曜、金曜の閣議に備え、その前日である月曜と木曜に官邸で開かれる会議です。すべての省庁の責任者が出席し、各省庁から提出が予定されている案件を事前に調整します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　全会一致が原則で、ここで調整がつなかければ閣議案件としてあがらないことになっていますが、実際は会議にかかる前の段階で、各省庁間で根回しなどが行われて合意が図られているので、この会議がもめることはまずありません。しかし、霞ヶ関の権力が見え隠れする会議であるのは確かです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　したがって、通常何代もの内閣に仕える、この事務担当の官房副長官に誰を据えるかが、大変重要な問題となってきます。「霞ヶ関の組織防衛」派か、「国益」派かで、政権運営はずいぶん変わってくるのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[JT株と地デジで6兆円]--高橋&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　政府はJTの株の半分ほどを持っています。これはJTを霞ヶ関が天下り先として確保していたいためでしょう。ただ、政府が株を半分持っているためJTには自由度がないのが現状です。&lt;br /&gt;　私はJTは、完全民営化でいいと思っています。なぜ株を半分持っているのか、国会で議論すべきでしょう。&lt;br /&gt;　株を政府は売却すればいい。この売却益が二兆円ほどになるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　また、これも新しい話なのですが、2010年には地デジに完全移行します。&lt;br /&gt;　実は地デジに移行すると周波数帯が空く。日本はいままで周波数帯が空いたときには関係業者の間に配るしかありませんでした。もちろん電波料はとりますが、格安で関係業者に叩き売りするという、持ちつ持たれつの関係を続けてきたのです。&lt;br /&gt;　しかし、世界では、こういった空いた周波数帯はオークションで売ってしまう。日本も同様のことをすれば、四兆円ぐらいの収入が入ると思います。ここはうまく制度デザインすると、もっと収入が増えるでしょう。&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;この三年間でやろうと思えば、六兆円の「埋蔵金」が発掘できるのです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[URのファミリー企業が行った埋蔵金隠し]--江田&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　特別会計だけではなく、数ある独立行政法人やそのファミリー企業にも埋蔵金が眠っています。&lt;br /&gt;　そもそも独立行政法人にはそれ自体、無駄といわれているものも多い。&lt;br /&gt;　その一つである都市再生機構（UR)について、私は、そのファミリー企業の一つが、その余剰金を資本金に移し替えた件について、政府に質問趣意書を提出して問いただしたことがあります。その企業の名前は日本総合住生活株式会社（JS)。2008年3月現在、URの持ち株比率が75.5%の子会社です。&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;JSは、2006年決算で、剰余金を519億円から248億円に約270億円減らす一方、資本金を50億円から300億円へ250億円増資しました。剰余金のうち、250億円をしれっと資本金にしてしまったのです。株主総会で決めたといっても、それはUR含めた身内の会なので、まったくのお手盛り。これでお金の流動性をなくしてしまったのですから、これでは剰余金隠しといわれても仕方ありません。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ちなみに、JSおけるURからの再就職役員は2008年3月末現在で、16人中10人です。また、毎年のURからの受注（契約）金額は200億円近い。そして、随意契約１００％というのがその実態です。まさに、URとJSは一体不可分の関係なのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[独立行政法人に眠る15兆円の埋蔵金]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[労働保険特別会計に眠る埋蔵金]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062149559/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;霞が関の逆襲&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;霞が関の逆襲&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NKM1WeBGL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;108&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-04T21:04:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-0c94.html">
<title>[天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)] 山本 雅人</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-0c94.html</link>
<description>[信任状捧呈式] 　華やかに馬車が走る 　JR東京駅丸の内中央口から西にある皇居...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;[信任状捧呈式]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　華やかに馬車が走る&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　JR東京駅丸の内中央口から西にある皇居に向かってまっすぐ伸びる幅約60メートルある道は、「御幸通り」あるいは「行幸通り」と呼ばれている。(行幸は天皇が出かけること)　1ヶ月に1～2回、この通りの、ふだん通行止めにされている中央部分の四車線分くらいのスペースが開かれ、周囲が一時的に交通規制され、車の動きが止まる。その中を、東京駅から二頭立てのえんじ色の菊の紋の入った儀装馬車がゆっくりと走り抜け、「パカパカ」という馬の足音が響き渡る。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　馬車の前部では、白い羽根のついた黒色のシルクハットに、金筋の入ったフロックコート、赤色のビロードのチョッキ姿の人が馬の操り、後部にも掌車係が乗り込む。これらは宮内庁の主馬班の職員で、そのまわりを皇宮警察を警視庁の騎馬隊の馬がガードする。&lt;br /&gt;　日常とはまったく異なる世界の出現に、交差点でその風景に出会った丸の内のサラリーマンや観光客は驚き、携帯電話などで撮影する人の姿も見受けられる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;馬車に乗っているのは、人事異動で駐日大使館に着任したばかりの外国の大使&lt;/span&gt;（夫妻）らで、沿道の人が手を振ると、にこやかに手を振り返す姿も見られる。&lt;br /&gt;　大使らはこれから、皇居・宮殿でもっとも重要な行事の行われる部屋「松の間」での「信任状捧呈式」と呼ばれる儀式に臨むために皇居に向かっているのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　信任状捧呈式は、憲法第七条に列挙されている天皇の「国事行為」のうち、「外国の大使及び公使を接受すること」に該当する重要な儀式とされている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[1年に30カ国以上の大使らと]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　しばらくしてモーニング姿の天皇がお出ましになり、式が始まる。天皇のそばには外相が立ち、ほかに宮内庁長官と通訳、それに天皇に続いて松の間に入った侍従長、 侍従の姿が見えるが、いずれもモーニング姿だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[天皇の住まい]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　住所は[皇居　御所]&lt;br /&gt;　天皇・皇后両陛下は皇居内にある住所「御所」に住まわれており、宮内庁のホームページによると、両陛下の住所は「東京都千代田区千代田　皇居　御所」となっている。ここはかつての徳川将軍の居城（江戸城）で、鳥羽伏見の戦いの敗北により幕府が明け渡し、明治天皇が明治元年（1868）年に京都から移った。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　115万4368平方メートル（東京ドーム25個分に相当）ある皇居の中で、お住まいの「御所」は、西に位置する、木々に囲まれた「吹上御苑」と呼ばれる一帯にある。皇居の外から見た地理関係でいうと、地下鉄半蔵門線の半蔵門駅から東に約600メートルの位置に建つ。「御所」の呼び名は、天皇の御座所(居室)から転じて、皇太子も含む方々の住居を意味するようにうなったという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　一方、仕事（公務）や行事、儀式の多くは、同じ皇居内の「旧西の丸地区」と呼ばれる場所にある「宮殿」で行われる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[天皇の国事行為]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;1.国会の指名に基づいて、内閣総理大臣（首相）を任命すること（憲法第六条）&lt;br /&gt;2.内閣の指名に基づいて、最高裁判所の長たる裁判官（最高裁長官）を任命すること(同）&lt;br /&gt;3.憲法改正、法律、政令および条約を公布すること（第七条）&lt;br /&gt;4.国会を召集すること（同）&lt;br /&gt;5.衆議院を解散すること（同）&lt;br /&gt;6.国会議員の総選挙の施行を公示すること（同）&lt;br /&gt;7.国務大臣および法律の定めるその他の官吏（国家公務員）の任免ならびに全権委任状および公使の信任状を認証すること（同）&lt;br /&gt;8.大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除および復権を認証すること（同）&lt;br /&gt;9.栄典を授与すること（同）&lt;br /&gt;10.批准書および法律の定めるその他の外交文書を認証すること（同）&lt;br /&gt;11.外国の大使および公使を接受すること（同）&lt;br /&gt;12.儀式を行うこと（同）&lt;br /&gt;13.国事行為を委任すること(第四条)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[皇室外交]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;1.外国を訪問すること&lt;br /&gt;2.国賓を含む、来日した外国賓客に会い、もてなすこと&lt;br /&gt;3.駐日外国大使らへのさまざまな接待&lt;br /&gt;4.諸外国への災害見舞いや各国の建国記念日の祝意など、各国の元首らと電報(親電)や手紙(新書)のやり取りをする&lt;br /&gt;5.海外への赴任予定の大使や、任期を終え帰国した日本の大使らに会う(ねぎらう)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このうち、１の外国訪問と、２外国賓客のうち特に国賓のもてなし（国賓には宮中晩餐会が催される）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[地方訪問]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;三大行幸啓&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　天皇に関するテレビや新聞などの報道で比較的多いのが、「天皇・皇后両陛下が○○県を訪問された」とか「○○の式典が○○県で行われ、天皇・皇后両陛下が出席された」といった地方訪問のニュースだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;現在の天皇陛下は年に四回程度、泊りがけで東京以外の地方、つまりいずれかの道府県を訪問されている&lt;/span&gt;（御用邸での静養を除く）。これらの地方訪問には皇后さまも同行されており、宮内庁では天皇・皇后の地方訪問のことを｢地方行幸啓」と言っている。これは天皇が外出することを「行幸」、皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃が外出することを「行啓」ということから、天皇・皇后の外出は「行幸」「行啓」の両方をあわせたもの、つまり「行幸啓」というのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　地方訪問は年に四回程度ある。そのうち三つは毎年行われている以下の定例の行事である。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;・「全国植樹祭」(四～六月ごろ)&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;・「国民体育大会(国体)」(九～十月ごろ）&lt;br /&gt;・「全国豊かな海づくり大会(九～11月ごろ）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062879778/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;天皇陛下の全仕事 (講談社現代新書)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41g6NfFFjSL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;98&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-02-01T20:38:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-3b7a.html">
<title>「ゴーン道場 (朝日新書)」　カルロス・ゴーン</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-3b7a.html</link>
<description>[部下のモチベーションを上げるための基本条件] １．共感能力を磨く ２．コミュニ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[部下のモチベーションを上げるための基本条件]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;１．共感能力を磨く&lt;br /&gt;２．コミュニケーションをとり、周りの状況を理解させる。&lt;br /&gt;３．「あなたは重要だよ」と認める。&lt;br /&gt;４．結果に公正な評価を与える。&lt;br /&gt;５．組織の将来について、明確なビジョンを打ち出す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[女性の部下の心を開くには］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　上司は常に自分から歩み寄るべきです。執務室で待ってるのは古いタイプのボスです。上司と部下はコーチと選手のようなもの。常に部下を観察し、うまくいっていないときは「相談に乗ろうか」と声をかける。上司がイニシアティブを取るんです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[会社とクライアントの板ばさみになったら］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　裁量権を持たない営業マンがクライアントから難しい要求をされ、対応策を自分では決定できない場合、どう対処すればいいでしょう？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まずお客様の要求がどのようなもなのか、それを把握しなければなりません。何か具体的なことを要求しているのなら、その裏にある本当のニーズを把握して十分納得したうえで、お客様の言っていることは実現可能なのか、どのように努力すれば可能なのかを判断するんです。まったく実現不可能であれば、率直に言うしかありません。あいにくどうしようもありませんと。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[中間管理職が、上司も部下もうまくコントロールするには］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;中間管理職の役割は単に上からのメッセージを下に伝えることではありません。&lt;/span&gt;ただ伝えるだけなら録音機があれば済みますよ。間に立つことでそのメッセージを豊かにする。それが、彼らが生み出す付加価値です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;－メッセージを豊かにするとは？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　例えば、上司から指示を受けたら、それをチーム全体の業績につなげるために、なぜその指示が出たのか、どうやって実行するかを、個人が理解できるカタチでかみ砕いて説明するのです。上司の言うことがわからなければ、その場で問い正さないといけません。中間管理職はしばしば、これができずにコミュニケーションの大きな弱点になっています。　というのも、現場には意欲があり、ＨＯＷ（どうすればよいか）を知りたがっています。彼らをサポートしながら、上からの指示を実行計画に落とし、期待される成果を出す。大事なのは最終的に実行に移せるかどうかですからね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[革新的で創造的なものづくりができる環境を作るには、第一に目的を共有することが大事です］&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　目的は、明快でワクワクするものでなければならない。また、研究者や開発者にとって、プロジェクトに関わることが世の中や会社、チーム、自分自身にも違いを生み出す機会であることが必要。明快な目的と変革の機会。この二つが満たされれば、モチベーションはぐっと上がる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「日産リバイバルプランを成功させるためには、どれだけの多くの努力や犠牲、痛みが必要となるか、私にも痛いほどわかっています。でも信じてください。ほかに選択肢はありません。そしてこの計画は挑戦するに十分な価値があるのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[嫁姑関係を良好にするには？］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　嫁と姑は非常にデリケートな問題ですね。私も経験があります。妻からみると、お姑さんは口を挟みすぎる。姑は、妻がきちんとやっていないと思う。夫は母親を愛していますから、妻が姑を批判するとイライラする。ここでもコツは教育と同じ。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;ほめるのと厳しくすることのバランスです。まずはプラスから入るのです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ほめる？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　夫に言うのです。「お義母は素晴らしいわ。頭もいいし、あなたのことをすごく愛しているのよね」と持ち上げつつ、「でも、ちょっと口を挟みすぐるのよ」と。そのとき、「私にも責任はあるんだけど」とフォローも忘れずに。母親の悪口や批判だけでは、夫は絶対に聞いてくれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022732431/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;ゴーン道場 (朝日新書)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;ゴーン道場 (朝日新書)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/411KlJPk9vL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;100&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Book&quot; src=&quot;http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/icon-books.gif&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-31T23:48:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-1f99.html">
<title>[苔の話―小さな植物の知られざる生態] 秋山 弘之</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-1f99.html</link>
<description>[信じがたいコケ屋の存在] 　「コナカブリテングタケ、レアもんですよ。かっこえー...</description>
<content:encoded>&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[信じがたいコケ屋の存在]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「コナカブリテングタケ、レアもんですよ。かっこえー、かっこえー、これはレアだ」&lt;/span&gt;　ちょっと珍しいキノコを前にアルヤマさんが思わず生き物屋的な反応を見せていた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　マルヤマさんの縄張りである、奈良に遊びに行くことにした。人付き合いの広いマルヤマさんのこと、せっかくだからと、知り合いの生き物屋に声をかけてくれた。おかげで、キノコ屋のみならず、虫屋、ヘビ屋・・とフィールドを行く一行は二十名以上にふくれあがる（いくら何でも声のかけすぎ・・・）これだけの人数、しかも集まったのが生き物とあって、行動にまるで統一性がない。一方で珍しいキノコが見つかったと言って喜んでいるかと思えば、片方では朽木の中からオオゴキブリが出て来たと言って、声をあげている。そんな集団の中に、一人、とりわけ僕の目を引く生き物屋がいた。腰に大工さんが使う道具入れのようなキャンバス地の袋をさげている。その袋の中には、何枚もの紙包みが入っている。ほかには水の入ったスプレービンと、お好み焼きのこてのようなガムはがし（駅などで、床に張り付いているガムをこそげ落とすのに使っているやつ）などが入っている。彼は、時々立ち止まっては、地面から何者かをむしり取り、それをルーペでじっと長めていた。それは、僕がはじめて野外でみる「コケ屋」の姿だった。&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;虫屋や貝屋は何となくわかるとして、コケ屋という病の存在はご存知だろうか。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[ストーカーになってみた]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　「コケって、どうやって見たら種類がわかるんですか」&lt;br /&gt;　かつて一度だけ、コケに詳しい人に聞いたことがあった。野外ではなく室内でのことだった。それも宴席での立ち話。ちょっと声をかけてみた、という程度のものだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　コケにも種類がある。それくらいのことは、さすがに僕も知ってはいた。コケの種類を識別するのは、とてもむずかしそうだ。似たような姿のものが多いし、葉っぱも小さくて、特徴がみにくそうだし・・・&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「胞子体とかがついているときじゃないと駄目なんですか？」&lt;br /&gt;　後述するが、季節になるとコケの葉の間から胞子体と呼ばれるものが、姿を現す。俗に「コケの花」とも呼ばれているものだ。そんなコケの花みたいなものがついているときなら、多少は種類の特徴が現れるのかもしれない、そう、思ったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　コケは生き物屋の僕にとっても、身体性を伴う関係が結びにくい相手だと思っていた。しかし、コケは「まずい」ものだ。しかも「とってもまずい」らしい。この手があったか、と思う。口にするというのは、もっとも原初的な生き物とのふれあいの手段である。&lt;br /&gt;　こんな話を聞いてしまったら、コケを食べてみたいという気持ちになるではないか！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[コケ屋という病にかかる]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　「オオカサゴケが、とりわけまずい」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　キムラさんはより具体的な話しもしてくれた。オオカサゴケって、どんなコケ？　どんなところに生えている、どんなコケなのかさっぱり知らないけれど、その名前だけは、僕の中にしっかりとインプットされた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「コケはね、標本を入れておく紙包みのほうが虫に食われても、コケ自体は虫に食われないんです。植物標本には、普通、防虫剤が欠かせないでしょう。でも、コケの標本には防虫剤なんて必要ないんです」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「コケは下等植物と言われてしまうけれど、大昔に出現して、その後長い間、生き残ってきたということでしょう」&lt;br /&gt;　コケの長い進化の歴史こそ、すなわちコケのまずさの証かもしれない、なんて話にもなる。&lt;br /&gt;　コケって、すごいかもしれない、と思ってしまった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;やや専門的になるかもしれないが、ここで生物学的&lt;/span&gt;なシダとコケの違いを紹介しておこう。秋山弘之氏の『苔の話』（中公新書）には、両者の違いについて、次のような点がる。あげられている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;コケ（蘚苔類）には水を地面から吸い上げるための根がない。&lt;br /&gt;コケ（蘚苔類）は水や栄養を運ぶ維管束をもたない。&lt;br /&gt;コケ（蘚苔類）は水分の蒸発を防ぐためのクチクラ層が発達していない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一言で言うなら、コケはシダに比べて、体の作りがいまだ原始的な植物だということだ。コケとシダを間違える・・・病の初期症状の頃には、こんな初歩的な間違いもつきものだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　蘚類と苔類の違いは、胞子体にある。すなわち胞子がしっかりるのが蘚類で、胞子体が柔らかいのが苔類だった。ナンジャモンジャゴケの所属に議論が起こったのは、発見当時から長い間、ナンジャモンジャゴケの胞子体がみつからなかったからだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　キムラさんが死にかけたのは、ナンジャモンジャゴケの産地の一つ、ボルネオ、キナバル山でのことだった。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「キナバル山で、ナンジャモンジャゴケを、三人で探してたんです。あそこはスコールが多いでしょう。探している最中、スコールにあったんです。沢沿いでナンジャモンジャゴケを見つけて、うまいこと採れて、満足して、さあ帰ろう・・・と。その途中で沢を渡るんですが・・・」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その沢は、普段は靴がぬれる程度にしか水量がない。しかし、スコールの後である。三人のうち、キムラさんともう一人が石を伝って対岸に跳び移ったそのとき、濁流が急に押し寄せてきた。沢はその先で、断崖を落ちる滝になっている。流されれば命はない。最後の一人はまだ、沢の途中の石の上だ。&lt;br /&gt;　「僕ともう一人が肩を組んで、僕が手を伸ばして、最後の一人を引っ張り挙げました。一瞬の判断です。それをしなかったら、死んでたでしょう。もしあと三分、余計にコケを採っていたら、三人とも日本に帰れんかったでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121017692/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;苔の話―小さな植物の知られざる生態 (中公新書)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;苔の話―小さな植物の知られざる生態 (中公新書)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51JHJ0SSFBL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;101&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-27T00:17:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-7968.html">
<title>[数字でみるニッポンの医療］読売新聞医療情報部</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-7968.html</link>
<description>[日本の医療費は高いのか] ①　平均寿命　23年連続世界一 　日本人の平均寿命は...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[日本の医療費は高いのか] &lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;①　平均寿命　23年連続世界一&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　日本人の平均寿命は、男性79.19歳、女性85.99歳(2007年)となり、過去最高を更新し続けている。女性は23年連続世界一で、男性はアイスランド、香港に次いで3位だ。戦後間もない1947年には、男性が50.06歳、女性は53.96歳だったので、60年かんでおよそ30年も延びたわけだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;②医療費　年間33兆1276億円&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　医療費の国際比較の際によく用いられる指標としては、国民所得のかわりに、「国内総生産(GDP)に占める医療費の割合」がある。&lt;br /&gt;　欧州各国など先進30カ国が加盟するOECD（経済協力開発機構）が、2007年7月に発表した「ヘルスデータ2007」から紹介する。全30カ国の平均は9.0%。トップはアメリカで15.3%と圧倒的に高く、以下スイス、フランス、ドイツ、と続き、&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;日本は22番目だった。先進7カ国中では最下位だ。日本の医療費は決して高くない。むしろ安すぎるという主張の根拠はここにある。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;④病院の実力格差　死亡率約２倍&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　心臓の冠動脈バイパス手術について、実施件数が少ない医療機関の死亡率は、件数の多い医療機関に比べて約2倍も高い--&lt;br /&gt;　日本胸部外科学会が2006年、全国の約21万件の手術データを解析したところ、こんな実態が浮かび上がった。これほど大規模なデータを基に、心臓外科手術の件数による成績格差が明らかにされたのは、初めてのことだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;⑤医療事故死　年間2万6000人&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　「医療事故」で死亡する入院患者は年間約2万6000人。国立保健医療科学院の長谷川敏彦・政策科学部長（当時）が2002年、初めてはじき出した医療事故被害の推計値だ。交通事故死の3倍を超える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;⑥命の値段、47歳で6106万円&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　Aさんは47歳のサラリーマン。年収は700万円。平均的な労働者の収入に近い。医が痛むので近くの病院に入院したところ、手術はうまくいったが、その後の点検ミスが原因でなくなってしまった。Aさんの妻は損害賠償を求める民事訴訟を起こすことにした。依頼を受けた弁護士は、こんな数字を妻に示した。&lt;br /&gt;　700万円×（1-0.3)×12･462　＝　6106万3800円&lt;br /&gt;　これがAさんの命の値段（遺失利益）である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;⑦救急患者　5割は軽症&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　救急車で搬送されたり、夜間、休日など診療時間外に医療機関を受診したりする救急患者は、全国で1日6万５千人にのぼる。うち推定で焼く７５００人が入院している。救急搬送された患者は、1995年に316万人だったが、2005年には496万人に増加した。このうち65歳以上の高齢者は95年の約100万人から05年には約220万人増え、高齢化が救急患者の増加の要因になっていることがわかる。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　総務省消防庁の調査では、救急搬送された患者の約50％は軽症だという。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;救急車を病院までのタクシー代わりに利用しようとする119番通報が全国各地で問題になっている。&lt;/span&gt;読売新聞社が全国の主要51都市の消防本部に実施したアンケートでは、「119番でかけつけると、入院用の荷物を持った女性が自ら乗り込んできた」「○月○日の○時に来て」と救急車を予約しようとする、救急車を呼びながら、実際はあらかじめ病院に診察の予約を入れていた。などのケースが報告された。風邪程度なのに、「救急車で行けば、早く診てもらえる」と思って119番する事例も確認されたという。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;&lt;br /&gt;①75歳以上の新保険　月定額600円&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「現代の姥捨て山か！」「年寄りは早く死ねということか！」&lt;br /&gt;2008年4月から始まった新しい後期高齢者医療制度の評判がすこぶる悪い。&lt;br /&gt;国の制度では65歳以上を「高齢者」とし、そのうち74歳までを「前期」高齢者、75歳以上を「後期」高齢者と呼んでいる。今回始まった新しい医療制度は、このうち75歳以上の「後期」高齢者を対象としたものだ。評判が悪いのは名前のせい？　とばかりに、政府は急遽「長寿医療制度」と言い換えたものの、マスメディアもさすがにそんな行き当たりばったりの名称変更にはまともにつきあっておられず、カッコつきで後期高齢者医療制度（長寿医療制度）としたのがせいぜい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　出だしからミソをつけてしまった新制度だが、とりあえず輪郭を説明すると・・・。&lt;br /&gt;　75歳以上であれば全国民が加入する新しい公的医療保険で、これまでの老人保健医療の規模に準じて、年間給付費は08年度が10兆8000億円。そのうち税金が5割、健康保険組合からの支援金が4割、残り1割分は高齢者自身が負担する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まず、この高齢者のからの1割の拠出を巡って混乱がおきた。新制度では、収入によって差はあるとはいえ、75歳以上の全員が保険料を直接負担する。国の説明によると、総額は大きく変わらないが、人によって負担が減ったり人もいれば増えた人もいる。特に子供の扶養家族扱いになっていた人はそれまでゼロだったため新たな負担が生じた。&lt;br /&gt;　年金からの天引きという強制的な徴収法であることも、騒動に輪をかけた。実は介護保険料も、従来から天引きされているのだが、昨今の「消えた年金」問題もあり、「年金の支払いはいい加減なくせに、保険料の徴収だけはしっかりやるのか」と、庶民感情を逆なでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;診療面での改革の柱とされたのが、患者が主治医を一人に決めて月600円（1割負担の場合）の定額制となる「後期高齢者診療科」だった。&lt;/span&gt;従来の診療は、診療や検査した分だけ治療費を徴収する出来高払いだが、この後期高齢者診療科には、簡単な検査などは定額料金に含まれる。専門医にかかる場合には、主治医からの紹介が必要となる。事実上の「かかりつけ医」制度となる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;②高齢者はどこへ？　老人病院38万床が半減へ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「社会的入院」「介護難民」といった言葉を、新聞などで見かける。治療の必要性がないのに入院している状態が「社会的入院」であり、病院を追い出されたのに老人保健施設などに入ることもできず十分な介護が受けられない人を、「介護難民」と呼ぶようだ。&lt;br /&gt;　「医療費の無駄使い」と常に槍玉にあげられてきたのが、社会的入院だ。国は2006年度の医療制度改革で、38万床ある療養病床（いわゆる老人病院）を2012年までに15万床に大幅削減する計画をまとめた。老健施設や在宅介護への移行を図るというが、そんなにすんなりいくのだろうか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;③終末期医療　1ヶ月112万円&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;①がん生存率　前立腺だと９９％&lt;br /&gt;②がんサバイバー300万人、2015年には500万人&lt;br /&gt;③がん対策の国家予算　年間534億円&lt;br /&gt;④認知症患者　30年で倍増450万人&lt;br /&gt;⑤出生率1.26の衝撃&lt;br /&gt;⑥糖尿病患者　1870万人&lt;br /&gt;⑦たばこによる損失、年間7兆3786億円&lt;br /&gt;⑧自殺者3万人&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　人口10万人当たりの自殺者数は、日本は24.0人、アメリカでは10.4人、イギリスは7.5人。日本より自殺死亡率が高いのは、ロシアやリトアニア、ベラルーシなど東欧諸国で、西側先進諸国では日本が最も高い。残念ながら、わが国は国際的にみても「自殺大国」と呼ばれて仕方がないのが現実だ。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;⑨精神科入院ベッド数　35万床&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　人口1万人当たりのベッド数を他の先進諸国と比べると、イタリアが１、アメリカが３、イギリスが７、韓国が８、フランスが１０であるのに対し、日本はなんと２８にのぼる。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;⑩不妊カップル　今や7組に１組&lt;br /&gt;⑪年々小さく生まれる赤ちゃん　女児は平均３ｋｇ切る。&lt;br /&gt;⑫医師になるのにいくらかかるか　医学部初年度で1400万円&lt;br /&gt;⑬検査大国　日本　世界のＣＴの３分の１が日本に。&lt;br /&gt;⑭日本人は「薬好き」タミフル　世界の7割を日本で使用。&lt;br /&gt;⑮抗生物質漬け　ＭＲＳＡ比率７１．６％（米国34.2%, 英国27.5％）&lt;br /&gt;⑯新薬開発に1000億円&lt;br /&gt;⑰抗がん剤　1回30万円&lt;br /&gt;⑱後発医薬品　8割安&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062879670/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;数字でみるニッポンの医療 (講談社現代新書)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;数字でみるニッポンの医療 (講談社現代新書)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41OFVptJMWL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;98&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-25T23:03:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/intelligence-90.html">
<title>[進化するグーグル (青春新書INTELLIGENCE)] 林 信行</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/intelligence-90.html</link>
<description>[世界で最も楽しい職場] 　ペイジは同社が学んだ６つの教訓について次のように語っ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[世界で最も楽しい職場]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ペイジは同社が学んだ６つの教訓について次のように語った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１.何よりも製品が大事&lt;br /&gt;　ペイジがまずあげたのは製品の重要性だった。実際、今日のグーグルがあるのは、そもそもの製品「インターネット検索」機能が、他社のサービスと比べて群を抜いて素晴らしかったからに他ならない。&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;製品とは企業と顧客との接点であり、まずはこれをよくしなければならないというペイジの訴えにはうなずける。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;２．まずはポテンシャルを試せ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　どんなすぐれた製品をつくっても、それが必ずしも市場に受け入れられるとは限らない。一度、製品を投入してしまうと責任も発生し、後からそれが失敗だとわかり引っ込めようと思ってもなかなかそうできない。&lt;br /&gt;　ペイジは事業を本格的に始動させる前に、&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;その製品が本当に市場で受け入れられるかを十分に試せとアドバイスする。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;３．（ウィルスのように広げろ）マーケティングは不要&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　３つめは製品さえよければ、過大な広告費やマーケティング費用をかける必要はない、という教訓だ。実際、グーグル者は、一切、広告を打つことなく大きくなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;４．明快な目標の設定と焦点の絞り込み&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　ただ単に、できるから、おもしろそうだからといってバラバラに事業をやっていても、会社としてのまとまりも出ないし、成功もできない。&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;ペイジは明確な目標の設定と焦点の絞り込みこそが重要だと言う。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　グーグルが手がける数々の事業は、まとまりがないようにも見えるが、じつはこれまでたびたび紹介してきたミッション・ステートメントによってまとめられていることは、先に述べた通りだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;５．人々の暮らしに影響を与えよ&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　「誰も気にしてくれないようなサービスをつくってもおもしろくない。&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;それよりは人々が情熱を感じられるサービスをつくったほうがいい。&lt;/span&gt;人々がそれまでやろうとしていてできなかったことをやれるようなサービスをつくるのが望ましい」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;６．大きなマーケットに狙いを定める&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　ペイジはこう言う。&lt;br /&gt;　「自らターゲットとする市場を絞りこんでしまわずに可能性を広げるべきだ。そうすれば成功したときには、その報酬が何十倍にもなって跳ね返ってくるし、それほど成功していなくてもなんとかやっていける」&lt;br /&gt;　グーグルも創業２年弱でスペイン語、フランス語、イタリア語など１０種類のヨーロッパの言語に対応、その半年後には日本語、韓国語、中国語を含む１５ヶ国語に対応。さらに半年後には２６ヶ国語に対応している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[グーグルが発見した１０の真実]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;1. &lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;ユーザに焦点を絞れば、「結果」は自然に付いてくる&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;2．&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;一つのことを極めて本当にうまくやるのが一番&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;3．遅いより速い方がいい&lt;br /&gt;4. ウェブでも民主主義は機能する。&lt;br /&gt;5．情報を探したくなるのは机に座っているときだけではない。&lt;br /&gt;6．悪事を働かなくても金儲けはできる。&lt;br /&gt;7．世の中の情報量は絶えず増え続けている。&lt;br /&gt;8．情報のニーズはすべての国境を越える。&lt;br /&gt;9．スーツがなくても真剣に仕事はできる。&lt;br /&gt;10.すばらし、では足りない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[グーグル翻訳]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　従来のほとんどの翻訳ソフト/サービスは、特定言語を解析するプログラムと、解析した得た意味を特定言語として構築するプログラム、そして対訳の辞書といったもので構成されていた。&lt;br /&gt;　つまり、プログラムが文章の内容の理解を試みた上で、それを辞書を引きながら別の言語で再構成するというステップだ。&lt;br /&gt;　これに対してグーグル翻訳は、インターネット上の無尽蔵にあるWebページの中から、異なる言語で、同じ内容について記述しているWebページを索引化し、それを参照しながら対訳の例を見つけ出す。&lt;br /&gt;　簡単に言うと、グーグル翻訳は、何か適当な文章を打ち込むと、インターネット上から似た文を他の言語に翻訳した事例を検索してきて、その事例で使われている訳語を表示してくれるというわけだ。&lt;br /&gt;　この方法だと、他社の翻訳サービスが得意とする汎用的な文章の翻訳は苦手だが、一方で他社の翻訳サービスが苦手な専門用語や特殊な言い回しをもっとも的確な形で翻訳してくれることが多い。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　たとえば「Spirited Away」と入力して「千と千尋の神隠し」、「小泉ハ雲」と入力して「Lafcadio Hearn」と翻訳してくれるのはグーグル翻訳くらいだろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[ひとり勝ちの真の理由]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　大型データセンターの構築はどの企業も抱えている問題で、マイクロソフト社はロシアに、そしてサン・マイクロシステムズ社は鉱山跡地の地下に建築する予定だ。そしてグーグルは、なんと大型タンカーにコンピュータを詰め込んで、海岸から１０kmほどの沖合に置こうと考えているようだ。電力は波力発電、風力発電、潮力発電で供給し、コンピューターの冷却には海水が利用される。（もしかしたら、固定資産税などの税制的にも有利かもしれない）&lt;br /&gt;　もしかしたら、数年後には、パソコンというのは、ただの通信機能を備えただけのディスプレイに置き換わり、コンピュータ本体は、どこかの沖合に浮かぶタンカーのなか、という時代が来るのかもしれない。　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413042255/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;進化するグーグル (青春新書INTELLIGENCE)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;進化するグーグル (青春新書INTELLIGENCE)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41SUd9ao9tL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;99&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-22T00:06:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-94e8.html">
<title>[青山娼館] 小池 真理子</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-94e8.html</link>
<description>「おやじ、別に女好きだったわけじゃないんだと思う。ただ単に、そうやってめちゃくち...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「おやじ、別に女好きだったわけじゃないんだと思う。ただ単に、そうやってめちゃくちゃをやっていたかっただけなんだよね。そのくせ、母の他に女がいなけりゃ、生きていけなくて・・・」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　うん、と私は言った。「&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;わかるような気がする。お父さんにとっては、道具みたいなもんだったんだね、女の人が&lt;/span&gt;」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「道具？」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「なんて言うのかな、自己愛？　自分しか愛せない人だったんじゃないの？　お父さんにとって、女っていうのは、自分で自分を愛するために必要な、ただの道具でしかなかったんだよ。それが欠けたら、お父さんんが理想とする形は壊れちゃって、いびつなまんまに終わっちゃうから」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「ていうか、それを言うなら、女っていうのは、おやじにとってパズルのピースみたいなもんだったのかもね」と麻木子は言った。「家に連れ込む女がいて、初めて、おやじの人生のパズルが完成したんだ、きっと」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　エッセンシャルオイルのオレンジとシナモンの香りが鼻腔をくすぐった。私はその香りの向こう、ブドウ色の壁紙に囲まれた部屋の奥に、笑顔でこちらを向いているマダム・アナイスの姿をみとめた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;　あの瞬間は今も忘れることができない。どういうわけか、わたしはマダムの眼鏡の奥に光る美しい目を見た瞬間、救われた、と思ったのだ。&lt;/span&gt;まだ採用されるかどうかもわからないという時に、失うものが何もなくなったようなじぶの人生を最後に救ってくれるのは、ここにいるこの女であり、この場所以外、あり得ない、とわたしにはあらかじめわかっていたような気がする。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私が中に入って行くと、マダムはにっこり微笑み、「お坐りになって」と言った。患者を診察室に迎えた女医のような、淡々とした落ち着いた口調だった。面接に来た女を値踏みしているような様子は見えなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　私は口を開いた。「ひとつ、つまらないことを聞きます」&lt;br /&gt;　「どうぞ」&lt;br /&gt;　「素朴な疑問、と言ってもいいかもしれません。どうしてわたしが・・・ここで雇われることになったんですか」&lt;br /&gt;　野崎は鳩のように目を丸くし、大仰な表情を作るなり、呆れてみせた。「不思議なことを質問されるのですね。マダムがあなたを採用したからですよ。それ以外、何の理由もないのだし、あなたもそれをご存じでしょう」&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　ややあって彼は、ふうっ、と軽く息を吐いた&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;。「コルティジャーナ、という言葉を聞いたことがありますか」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　「コルティジャーナ？」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「昔、イタリアのヴェネツィアは快楽都市と呼ばれていました。そのヴェネツィアに実際に存在していた高級遊女がコルティジャーナです。&lt;/span&gt;彼女たちに求められたのは、教養と美しさと気品で、まさにあなたが今、口にしたことと似ているのですが、その場合の教養というのは、何も大学院を優秀な成績で卒業したとか、海外の著名な大学に留学経験があるとか、五ヶ国語が喋れるとか、そういったこととは無関係です。本当の教養というのは、それを感知する能力のある人間にしかわからい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「悲しいということっていうのは、案外簡単に乗り越えられるものよ。問題はね、そうではない感情と戦わなくてはならなくなった時」とマダムは言った。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/404873668X/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;青山娼館&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;青山娼館&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/31GST9T07WL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;108&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-20T23:50:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-008d.html">
<title>［官邸崩壊 安倍政権迷走の一年］　上杉 隆</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-008d.html</link>
<description>［錯誤] 　当時多くの者が、中曽根は安部晋太郎を選ぶものだと信じていた。寸前まで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;［錯誤]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　当時多くの者が、中曽根は安部晋太郎を選ぶものだと信じていた。寸前まで疑わない政治記者もいた。中曽根が別の人物を選んだ時、その記者は何かの間違いだとさえ思ったほどだ。その後、この悲劇の政治家は他界する。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　中曽根の前に座っている安部は、二日前の参議院選挙で歴史的大敗を喫した52歳の若い首相である。自民党はこの選挙によって、結党以来初めて、参院第一会派の地位を失うとこになった。&lt;br /&gt;　最悪の選挙結果について軽く触れた中曽根が、まず助言したことは人事であった。&lt;br /&gt;　有能な人材を起用する。個性ある面白い人間を抜擢するのも一つの手だ。自らの信念に基づいて豪胆にやったらいい－－。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そして、現在の日本が国家的な危機に直面していることを語り、安部の先祖について言を及ぼす。&lt;br /&gt;　困難な時ほど、政治家の本領は発揮されるものだ。あなたの祖父である岸信介元首相もそうだった。日米安保という重大な危機をまさしく命がけで突破した。その孫であるあなたにできないはずがないーー。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　ちょうど同じ頃、すぐ近くの自民党本部の建物では総務会が開かれていた。そこは安部に対する批判の嵐が吹き荒ぶ場でもあった。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　約1か月前、参院選を目前に控えた安部は党首討論の席上でこう述べる。&lt;br /&gt;「今回の参院選は、実績と政策を支持してもらうための選挙です。私と小沢一郎さんのどちらが首相にふさわしいかということについて国民の考えを聞く選挙です」&lt;br /&gt;　この直前、自民党は極秘の世論調査を行っていた。結果は惨憺たるものだった。あらゆる指標が自民党惨敗を指し示している。選挙区、比例区、都市部、農村部ーー。もはや民主党に太刀打ちできる術はない。そう思われた。だが、阿部官邸はそうしたデータの中に僅かな光明を見つけ出した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　安部と、民主党代表の小沢の個人好感度を比較した場合のみ、「36％対16％」と支持の数字が逆転していたのだ。&lt;/span&gt;藁にもすがる思いで、安部鑑定はこのデータに飛びついた。つまり、小沢と安部の個人対比をさせるという戦況戦術を採用することに決めたのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　だが、皮肉なことにこれが仇となった。総務会ではこの点ばかりを追求される。口火を切ったのは元財務大臣の谷垣禎一だった。谷垣の、今回の選挙をしっかり統括するべきだ、という号令を元に、本官房長官の加藤紘一、元自治大臣の野田毅、元防衛庁長官の石渡茂ら閣僚経験者が続く。批判は激しさを極めた。&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;誰もが安部の責任の取り方について疑義を呈する。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　参院会長、幹事長など党幹部がそろって引責辞任を表明したのに、なぜ安部だけが辞めないのだ。原因を作ったトップが責任を取らないのでは、国民に対して説明がつかない。そもそも「安部か小沢か」と言って国民に選択を迫ったのは総裁自身ではないか。もはや選択の余地はない－－。&lt;br /&gt;　激しい議論は一時間近く続いた。結局10人以上が安部の政治責任を追及する。総務会長の丹羽雄哉は、すべての発言をメモに留め、怒号の飛び交ったその場所を後にした。向かう先は首相官邸であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;［静かなる爆弾］&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　2006年秋、一部の年金記録の行方が分からなくなっているという情報は、すでに安部官邸に伝達されていた。当時は、些細な事柄と受け止められる。件数も多くない。きっとデータ上のミスだろう。しょさん野党の一部が騒いでいるだけだ。そうやって片づけられる。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;年が変わって2007年2月14日、衆議員予算委員会で民主党の長妻昭が「消えた年金記録」を質した時ですら、官邸に焦りの色はなかった。&lt;/span&gt;担当大臣の柳沢もまるで無自覚であった。&lt;br /&gt;　社会保険庁は、本来業務で忙しいのだ。そうした中で処理をしている。年金記録を調べろと言っても簡単にはできない相談だ。&lt;br /&gt;　長妻からの再調査要求に対してもこんな調子であった。あまりにも鈍い反応。実際、柳沢は、自信の「産む機械」発言の釈明に追われて、「年金」どころではなかったのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　3か月後の2007年5月、納付者を特定できない国民年金や厚生年金の納付記録が、5095万件以上あることが発覚する。&lt;/span&gt;信じ難い数字が明らかになり、それが独り歩きを始めると、マスコミがこのテーマに跳びつく。それは狂乱とさえいえるものだった。来る日も来る日も、年金問題が報じられる。&lt;br /&gt;　初めは小さな新聞記事だ。それが雑誌に取り上げられて、やがて大きな見出しになる。すると様子を窺っていた他の新聞も、改めて記事を出稿する。今度は前回より大きな扱いだ。こうした活字媒体の動向を見て、テレビが興味を示す。まずは報道番組で事実関係だけを伝える。もし視聴者の反応が良ければ、次は情報番組だ。朝夜、休日を問わず、洪水のように同じテーマが繰り返される。終わりは決まっていない。視聴率のグラフの右肩が上がり続ける限り、このテーマは続くのだ。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　この5月、消えた年金記録問題は、こうした流れを経て、一躍ワイドショーの主役に躍り出たのである。安部官邸は、完全にお手上げ状態となる&lt;/span&gt;。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #ff0000;&quot;&gt;一方、安部官邸はまだ戦闘態勢に入っていなかった。より正確に言えば、すでに戦場に立たされていたのだが、その認識すらなかったのである。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　政権には驚くべき楽観主義が横行していた。誰も目前に迫っている危機に気付かない。いや気づこうともしない。手柄は進んで求めるが、危機は意識的に遠ざける。安部鑑定の習性がここでもいかんなく発揮される。こうして結局安部自身が、戦闘の最前線に押し出されるのであった。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　半年間にわたって装備した武器を携える長妻、その攻撃の前に無防備で立つのが安部という構図－－－．&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103054719/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;官邸崩壊 安倍政権迷走の一年&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;官邸崩壊 安倍政権迷走の一年&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51mt3ONXq8L._SL160_.jpg&quot; width=&quot;110&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-18T00:58:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-cdd1.html">
<title>[ 菜根譚の読み方］　ひろさちや</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-cdd1.html</link>
<description>[奢者富而不足。何如倹者貧而有余。能者労而府怨。何如拙者逸而全真] 　贅沢をする...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;[奢者富而不足。何如倹者貧而有余。能者労而府怨。何如拙者逸而全真]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　贅沢をする人は、いくら裕福であっても満足できない。これでは、倹約を守っている人が、たとい貧乏であってもいつも余裕があるのには及ばない。才能のある人間は、一生懸命に苦労して、それで他人の怨みを買うありさまだ。これでは、無能といわれる人間がのんびりとやっていて、しかも自分らしさを保っているのにおよばぬではないか。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　前半は、仏教の教えである「少欲知足」－－欲望を少なくし、足るを知る心をもて－－に通ずる。後半は、いわゆる「器用貧乏」に相当するか。有望な人間ほど、気苦労が多いものである。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　だから&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「菜根譚」は、あまり才能を見せびらかすなと助言している&lt;/span&gt;。俗諺にいう、「能ある鷹は爪かくす」と。これども、逆に考えれば、エリートは気苦労が多いものである。大衆はのんびりとしている。洋の東西を問わず、そのようになっている。エリートがのんびりしようなどと考えるのは、それこそ虫がよすぎるのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　富貴や名誉は、それが徳望によって得られたものであれば、野山に咲く花のごとくで、自然に枝葉が伸び広がる。それが功業によって得られたものであれば、鉢植えや花壇の花のごとくで、あちこち植えかえられたり、捨てられたりする。もしそれが権力によって得られたものであれば、花瓶の花のごとくで、根がないものだから、しぼんでしまうに時間はかからない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「菜根譚」の人間世界の観察眼は、さすがに鋭い。名誉や富貴は、いろんなかたちで得られるものだ。その得られ方によって、それがどれくらい持続するかわかる。&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;職場において、上に立つ人間を、このような視角から評定してみるとおもしろい。彼の持っている権力が、どれくらい持続するかが占える。逆に、その持続度によって、彼の持つ権力の性質がわかるともいえる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;［未だ就らざるの功を図るは、已(すで）に成るの業を保つに如かず、既往の失を悔ゆるは、将来の非を防ぐに如かず。］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;　まだ完成せぬ仕事の利益を計算するより、すでに完成した仕事の持続を考えたほうがよい。過去の過失にくよくよするより、将来の失敗を防ぐほうがよい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;［人之過誤宜恕、而在己則不可恕。己之困辱当忍、而在人則不可忍］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;他人の過ちは許すべきであるが、しかし自分の過ちは決して許してはならない。自分の苦難はじっと耐えるべきであるが、しかし他人の苦難は見過ごしてはならない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;［持身、不可太皎潔なるべからず。一切の汚辱穢をも、茹納し得んことを要す。人に与するは、大だ文明なるべからず。一切の善悪賢愚をも、包容し得んことを要す。］&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;［山が高く険しいところは、木が生えないが、谷川のみぐるあたりは草木が密生する。水の流れの激しく急なところには魚がすまぬ、水のよどむ深いところには魚やスッポンが群れをなしている。このように&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;孤高を誇り、狭量で性急な気持ちは、君子たる者が深く戒めたいところである。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596030/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41uXGUy-AXL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;109&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Book&quot; src=&quot;http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/icon-books.gif&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-15T00:00:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-f68a.html">
<title>[私の男] 桜庭一樹</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-f68a.html</link>
<description>[花とふるいカメラ」 「ねぇ。かぜ、ひいてない？」 「これぐらいで、ひかないだろ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000cc;&quot;&gt;[花とふるいカメラ」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990000;&quot;&gt;「ねぇ。かぜ、ひいてない？」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「これぐらいで、ひかないだろ」&lt;br /&gt;ほそい指から投げ捨てられた煙草が、小さく光りながら窓の向こうに落ちていった。&lt;br /&gt;「そりゃあ、淳悟は丈夫なほうだけど。でももう若くないんだしさ」&lt;br /&gt;　つとめてつめたく聞こえる言い方をして、淳悟に背を向けた。電気をつけようと、天井からたれさがる紐に手をのばしたとき、背後からぞくり、と雨の匂いがした。それに取り囲まれて、こわばって動きを止めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　背中から抱きしめられて、髪の中に、淳悟の鼻が押し付けられた。むかしとおんなじ、抱きしめ方。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;からだの奥で、あの泡がたくさん立った。鳥肌が立つような嫌悪感が増していった。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「・・・それなら、あたためてくれよぉ」と低い声がした。吐き気と、目眩で、立っていられないような気がした。こういうのは、もういやだ。ほんとうに、もういやなのに・・・。だけどどこからか・・・こころの、遠くから、いとしい気持ちがこみあげてきて、わたしはつい「淳悟・・」とつぶやいた。名前を呼んだら、囚われた。彼の長い腕の中でからだを回して、正面から、この疲れた男の首のしわに手のひらをはわせた。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #660000;&quot;&gt;　離れられない。&lt;br /&gt;　そばにいたい。&lt;br /&gt;　もう、離れないといけない。&lt;br /&gt;　でも、できるだろうか・・・&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　額に、鼻が押し付けられた。ゆっくりと顎を上げると、暗闇の中で目があった。淳悟はむかしと同じで、黒くて切れ長の瞳をしていた。また嫌悪感が増した。いやだ。きらいだ。でも、嫌いだから離れられる、と安心した瞬間に唇がふさがれて、こころの中が、ふるびた、男への思いで再びいっぱいに満ちた。&lt;br /&gt;　二人して、畳の上に落ちた。そのまま抱き合って、じいっとしていた。どちらも動かなかった。雨のような湿った、男の体臭が増した。痩せたからだは、乾いてどこもカサカサしていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000cc;&quot;&gt;「愛してるよ、花」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　わたしは唇をかんだ。そんなこと、わざわざ自分から言ったことなかったのに。こんな夜に限って、この男は。玄関の外で、洗濯機ががたがた、がたがたと鈍い音を立てていた。&lt;br /&gt;「この世で、おまえを愛している男は、俺だけだ。血が繋がってる。他人の男にそれを求めたらって、無理だ」&lt;br /&gt;「でも、べつに、男の人になんか愛されなくってもいいの。女って、安定さえしてたら、ちゃんと生きていけるものよ」&lt;br /&gt;「・・・嘘だろ、それは」&lt;br /&gt;はなから信じていないような、乾いた笑い声が響いた。&lt;br /&gt;「そんな女、いるもんか」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「おとうさん？」&lt;br /&gt;「・・・なんだよ」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　眠っていたはずの淳悟が、ゆっくりと目を開けた。切れ長の瞳が、わたしをやさしく包む。&lt;br /&gt;　色のない薄い唇が、悪戯っぽい微笑みをたたえている。目の下にひろがるたくさんのしわ。お、おとうさん、とう一度つぶやくと、だから、なんだよ、と笑った。涙が出てきて、布団の中で養父にしがみついた。カサカサと痩せたからだは、どこも乾いて、かたかった。淳悟が唇を開いて、色の悪い、長い舌をのばしてわたしの顔を舐めた。涙をふき取ったのだ。淳悟が舐めてくれるから安心して、声をたてずにずっとなき続けた。長い舌。ふざける牡犬のようだ。おとうさぁん。呼んでも呼んでも、やがて淳悟は返事をしなくなった。ただだまってわたしを舐めまわし続けた。熱い舌。唾液の匂い。しがみつくとははり、さびしい、雨の気配がした。おとうさぁん。おとうさぁん。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「長かったなぁ、花。思ったよりずっと、長くかかった」&lt;br /&gt;「うん・・・」&lt;br /&gt;「一緒ににげたんだよな。こんなに遠くまで、あれから、もう八年か」&lt;br /&gt;　風にいまにもなぎ倒されそうで、わたしの足がふらついた。&lt;br /&gt;　おそるおそる見上げると、淳悟の横顔はあの夏の夕方のように、暗く陰っていた。低い声で、吐きすてるように、&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「おまえ、もう、俺を忘れろよ」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「なに言っているの、淳悟。忘れたりしないわ・・・」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　雅楽の調べが鳴り出した。三三九度の盃を交わして、指輪を交換した。わたしは披露宴もふくめてほとんどを新郎に任せっきりだったから、なにをどうやったらいいのかわからなくて、そのくせ、淳悟のほうばかり見ていた。小声で美郎にささやかれるたびに、あわてて機械仕掛けみたいに動いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #006600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F4700284%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;私の男&quot; alt=&quot;私の男&quot; src=&quot;http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1632/16326430.jpg?_ex=128x128&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F4700284%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;私の男&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;p&gt;販売元：&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fwww%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;楽天ブックス&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F4700284%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;楽天市場で詳細を確認する&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-13T22:58:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-1c01.html">
<title>[伝説のプロ野球選手に会いに行く] 高橋 安幸</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-1c01.html</link>
<description>[犠牲バントは勝っているときにやるもんじゃない　千葉茂] 　昭和25年、千葉さん...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[犠牲バントは勝っているときにやるもんじゃない　千葉茂]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　昭和25年、千葉さんは１０５四死球という記録をつくっている。これは王貞治が38年に破るまで最高記録だった。&lt;br /&gt;「２－３からは絶対にヒットを狙わないんですよね。ヒットを狙っても確率は3分の１、でも、フォアボールなら５割の確率で塁に出られるという。そのほうが得だと。で、調べてみたら、確率は本当にそうなっているんで驚きました」&lt;br /&gt;「ただね、本当の犠牲バントの意味はね、負けているときに、追いつくために、一塁走者を二塁に送る手段。負けているときやで。それも一点差。これが原則なんだよ。勝っているときにやるもんじゃない」&lt;br /&gt;「以前、吉田義男さんが、『勝っていても、さらにしつこく追加点を取るためにやる』なんておっしゃっていましたが。&lt;br /&gt;「しつこいというより、ケチな作戦やな、それは。はっはっはっ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[なんで400も勝てたのか、真実を言ってみようか？　金田正一］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「なんで400勝できたのか、本当のことを言ってみようか？　強い体をもって努力したから、だよ。勝つ材料、つまり体がなかったれ勝てない。だから、体そのものの素質と、その人の自己管理が行き届き、節制をすれば勝てる」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「長嶋さんが大学4年のとき、お蕎麦屋さんで攻略法を練っていたというのは本当ですか？」&lt;br /&gt;「本で読んだんだろう？　蕎麦屋にいたのは事実だ。ただな、ワシが蕎麦屋のテレビで長嶋のホームランを見た事実と、４三振はワシのなかでは結びつかない。結びつけたのはその本を書いた人であって、ワシが『長嶋を意識してテレビを見ていた』と書かんと、ストーリーが進まないからや」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;［フォークボール＝杉下茂、ということは以前から頭に刷り込まれている。［元祖］であることもわきまえていた。］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　今時、フォークは日常的な変化球になり、高校生だって投げている。つまりは、事実上、フォークを教えられる野球人はほかにもいるのだし、［元祖］の出番はないものと決め付けていたのだ。それでも松坂は、いや、東尾修監督は、［元祖］に助けを求めた。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「では、杉下さんのフォークと今のフォークは、軌道も落ち方もまったく違うものと考えていいのでしょうか？］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「違うね、うん。伸びるんだよ。投げ方、投げる場所に応じて、落ちないでフーッと伸びる。ナックルと一緒だね。」&lt;br /&gt;　ボールの軌道を手の動きで示してくれたのだが、実感できない。「伸びる」というのは、バッターの胸元に近づく、という意味のようでもある。そういえば、青田さんは（まず、いったん速球のようにグーンとホップしてくる）と書いていたが．．．&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「ボールの回転はまったくないわけですか？」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「ない。回転がないから、風が吹くまま、気まぐれに変化して、揺れながら飛んでいくんじゃないかな。僕のフォークは、調子のいいときは3段ぐらいにわたって落ちた。振れながら落ちて行って、バッターの手元でさらに2段階に落ちていく。こう落ちて、こう落ちて、最後はドーンと落ちる」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;　杉下さんの腕の動きに合わせて目で追いかけると、それはまさに「魔球」としか表現できない途轍もなくシュールな軌道に見えた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;［エンジンを締める力が強ければ、カーン！と飛んで行く　中西太］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　「ワシは1年目、泳ぐようなバッティングでライナーを打っとった。それで2年目に入る前、巨人の名ショートやった平井三郎という人にある程度、ボールを引き付けて打つにはどうすればいいか教わった。&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;そのためにね、ベースのような布団のようなものを股に挟んで、股を締める練習をした。エンジンのバランスが完成しときゃ、泳ぐようなことはない。ほんで、雨が降ったら、リストの力を付ける練習しとった。下と上の力がうまく合わさったらごん！　と振れる」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「先日、イチローが股間部分を鍛える練習をやっているのをテレビで見ました」&lt;br /&gt;「そうやろ？　若松もそうや。アイツはこんな太い足をしとる。『ならばその足を生かせ』と言った。理屈を言えば、内転筋やな。ココを鍛えていいエンジンをつくる」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「昔の人はよく、『引きつけて、高いところから最短距離で打つ』と言った。言葉で言うたら簡単やね。だけどこれ、インコース打つだけの打ち方や。90度に、広角に打ってええんや、ベースボールやから。ボールが行きたい方向に打てばええのや。逆らわずにな。だから、いいバッターはムダなところで力みがない」&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;「力みがないというのは、先ほどの、力が抜けたように見える状態と同じですか？」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「そうそう、逆に、力むちゅうことはイコール、関節が止まるわけやね。まぁ、ガイジンなら少々力んでも、足の力と腕力で行ける。しかも、リーチがあるから遠いボールも届く。ワシらはリーチがないんだから、いかに効果的なポイントまでボールを引きつけるかと。ひきつけるということは、その間に体制を崩してはいけない。そのために、真ん中のエンジン、内転筋の力、これを制御する。それに日本人の体は向いているんだよ」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「あの、85年、阪神が優勝しましたな。あのとき、219本のホームランを記録しましたが、チームの犠打も141でセリーグで一番多かったんですよ。でも、バース、掛布、岡田、真弓にはバントを1本もさせてません」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　この年、3冠王に輝いた3番のランディ・バースが54本塁打。4番の掛布雅之が40本、５番の岡田彰布が35本、そして1番の真弓明信までが34本を記録している。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;　「やっぱり、彼らにつなぐため、走者をスコアリングポジションに進めるために、2番の弘田、あるいは吉竹や北村、木戸とか平田とか、ピッチャーを含めてね、ものすごくたくさんバントさせました」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　クリーンアップにつなぐ2番は弘田澄男、吉竹春樹、北村照文が交互に起用され、記録を見ると、この3選手合計で50犠打。7番の平田勝男はチーム最多の25犠打で、1試合4犠打の日本記録までつくり、保守の木戸克彦は８番で上位打線へのつなぎ役を担っていた。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「そうやって、たえず、相手バッテリーにプレッシャーを与えた。そのことが219本という数字につながったと僕はおもいますね」&lt;br /&gt;「送りバントによるプレッシャーがピッチングに微妙な影響を与えていたと。その回数が非常に多かったということですね。」&lt;br /&gt;「ハイ。やっぱり野球は攻める競技ですから。バントがものすごく攻撃の幅を広げてくれたと。足を使うよりもひろがりましたよ、あの年に限っては」&lt;br /&gt;「送りバントによるホームランのお膳立てのようなものですね」&lt;br /&gt;「そうです！　ピッチャーの心理にじわじわと働くお膳立てができてたんとちゃいますか」&lt;br /&gt;&amp;nbsp; &lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #006633;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★☆&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861914620/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;伝説のプロ野球選手に会いに行く&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;伝説のプロ野球選手に会いに行く&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CRkdp-exL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;109&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-12T23:55:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-e281.html">
<title>「これから」夏目房の介</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-e281.html</link>
<description>[金子光晴の老い方] 　金子光晴「衆妙（しょうみょう）の門」(桜井滋人による聞き...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[金子光晴の老い方]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　金子光晴「衆妙（しょうみょう）の門」(桜井滋人による聞き書き)という本がある。&lt;br /&gt;　大学を出たばかりの私は、これで金子光晴のファンになった。詩や文のほうはほとんど知らないが、この本にあらわれる金子老人に惚れたんである。&lt;br /&gt;　もういきなり最初から最後まで女遍歴の話。猥談。きわどい話。そればっかし。&lt;br /&gt;　当時私がもっていた老人というイメージからは想像もつかない、びしゃびしゃと音をたてそうな生々しい口調。それでいて下卑たいやらしさのない堂々たるスケベ。こんな老人が目の前にいたら、思わず一日中でもお話をうかがってしまうに違いない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　人に聞いたところによると金子老人、初対面のときはムスッとしていかにも偏屈。こりゃかなわんなと思っていると、いきなりスケベの話を始めるのだという。写真で見るかぎり、眼光鋭い、いかにも偏屈そうな老人であった。そりゃたしかにドギモを抜かれるだろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　たとえば百戦錬磨の三十代の女性に、あっちの達人について聞く部分はこんな調子だ。&amp;lt;&amp;lt;赤坂の太鼓もちの名人がいたてえの。これは長襦袢でそろりと入って、ああはじまったな、と思うともう何もわからなくなっちまうんだって&amp;gt;&amp;gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　うーん、すごそうである。で、その女性がそのあとでいうんだそうである。&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #990000;&quot;&gt;&amp;lt;&amp;lt;でも、ああいうの技巧がすぎて、あとで嫌なものよ。やっぱりあなたのようなのがいいわ&amp;gt;&amp;gt;&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　うふふ。なるほど。柳家三亀松(みきまつ）（って誰も知らないか）。歳をとると、こんなことも話せちゃうのか、と初めて読んだ頃は思った。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　あこがれのジジイ群像を並べてみてわかるのは、私のあこがれる追い方にモノサシになりうる共通項がある、ということだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　その一。老いの自然な芸を感じること。すなわち彼の存在自体が面白いこと。&lt;br /&gt;　その二。後悔や未処理な感じを与えないこと。後悔や未処理なことは、ふつうに人生を送っていれば、誰だってきっとあるにはちがいないが、もはやそれとは別の心の居場所ももっている感じがするということだ。&lt;br /&gt;　この心の居所については、かすかながら推測がつく。後悔や未処理なもの、冷や汗ものの実人生があればあるほど、しまいにはそれをどっか別の場所から他人事のように見ないと人間をやっていけなくなる。そんな、実人生や人間そのものを、遠くから眺めざるをえない場所である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;　漱石は理不尽にこわい父親だった。父もそうで‥‥、若い頃の私も‥‥、だから今の長&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;男もそうらしい。因果応報とはこのことか。トホホ&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;img title=&quot;Korekara&quot; height=&quot;205&quot; alt=&quot;Korekara&quot; src=&quot;http://mako103.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/02/28/korekara.jpg&quot; width=&quot;178&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;FLOAT: left; MARGIN: 0px 5px 5px 0px; WIDTH: 178px; HEIGHT: 205px&quot; /&gt; &lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-09T20:06:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b010.html">
<title>「運慶の数珠―仏師の子に生まれて」栗原 照久</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-b010.html</link>
<description>　祇音にとって十年ぶりに見る奈良の街は、平氏の蛮行で惨憺たるものだった。東大寺大...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;祇音にとって十年ぶりに見る奈良の街は、平氏の蛮行で惨憺たるものだった。&lt;/span&gt;東大寺大仏殿はもちろんのこと、中門から南大門は跡形もなく焼け、その間の東塔と西塔は崩れ落ち、興福寺に至っては中心伽藍の金堂・講堂・東金堂・西金堂はおろか寺の周辺のほとんどが焼き尽くされ、僧や仏師の生活と教学の場さえ満足に確保されていなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　夫の行隆はまず東大寺の大仏をどのように再建するかで苦慮していたが、祇音の心は裏腹で、かねて噂に聞いていた&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;円成寺にある運慶の大日如来が気になっていた。&lt;/span&gt;数ある彫物師の中で数珠玉に彫られていた&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「運」と「慶」の文字を使う仏師はこの運慶しかいないことを祇音は知っていた。&lt;/span&gt;風のように渡り歩く白拍子の舞姫の頃に出逢った阿古丸が立派な仏師となって作り上げた最初の作品をどうしても見たかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　重源上人と夫の打ち合わせの隙を見て、祇音は一人牛車を東大寺の北東およそ三里(約十ニキロ）のところにある円成寺に走らせた。懐かしい柳生への路であった。かつて、とぢと共に祇王や祇女を連れて歩いた山路である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　お忍びではあるが、東大寺大仏復興の長官の妻が円成寺を訪れたのであるから、寺から特別な計らいがなされたことは、言うまでもない。祇音は最初に寛遍(かんへん）僧正がつくった五月の青葉がざわめく庭園を見てまわり、それから本堂に上がって本尊の阿弥陀如来を拝み、帰りがけに多宝塔を覗いてみた。しかし、この多宝塔こそ本当は祇音が一番先に見たい場所だった。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;その多宝塔の中には、あの男の作った大日如来が座していた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;祇音は小柄な大日如来の姿を見るなり、おもわず鳥肌が立った。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　ほんの少し丸みを帯びてはいるものの、十八年前の自分がそこにいたのである。髪の櫛の入れ方といい、眉の描く線から下に伸びた鼻梁と小さな鼻翼は十六のときの自分の顔であった。首にかけられた胸飾りは覚えがないが、上腕に巻かれている腕輪(ひせん）は、祇音が好んで付けていたものに似ていた。少々鳩胸気味だと、とぢに笑われた張りのある硬い胸や、細く締まった腹部は、あの男に見せた若き日の舞いに明け暮れた自分の身体であった。祇音は涙が溢れそうになった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「阿古丸・・・」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　祇音は思わず運慶の名を口走った。&lt;br /&gt;　祇音は頬を伝う涙を拭わずにいた。&lt;br /&gt;---あの男の胸の中には、まだ私がいる。&lt;br /&gt;と祇音は確信していた。&lt;br /&gt;---逢いたい、あの男に一目会いたい。そして、詫びねばならない。&lt;br /&gt;と祇音は思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「わしはよくわからんが、定慶は、春日神社に捨てられていた孤児と聞いたが・・・父の子ではないのか」&lt;br /&gt;　運慶は、はっきりと自分の抱いていた長年の疑問を言った。&lt;br /&gt;「そのようなことは、噂になったことがありますが、まったく存じません」&lt;br /&gt;　運慶の父親の醜聞を、運慶を目の前にして言うには憚られると思ったのか、国成は、明言を避けた。さすがに、何の根拠もない噂をまことしやかにふれて回るような軽率なことはできないという自制心が古参の国成に働いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「そうか」&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;運慶はぽつりと言って、茶碗を床に置こうとした。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「ただ、阿古丸様は、その昔、白拍子として舞いを得意としたとか。それで、定慶殿の散手の面をご自分でお付けになり、武舞を披露したと聞き及びました。」&lt;br /&gt;「何！　阿古丸様が、白拍子だったと・・・」&lt;br /&gt;　運慶は驚きのあまり、茶碗をうまく置くことができず、転がしてしまった。中には白湯が残っていなかったので、転がった茶碗を国成が押さえ、自分の脇に置いて返事した。&lt;br /&gt;「はい、そう聞きました」&lt;br /&gt;「そうか。それは、知らなかった」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;運慶は、じっと一点を見つめたまましばらくの間動かなかった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;仏師略系図&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;康尚---定朝---覚助---頼助---康助---康朝---康慶--＋-------運慶---＋---湛慶&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; ＋---康運&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&amp;nbsp; ｜&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; ＋---康弁&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&amp;nbsp; ｜&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; ＋---康勝&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&amp;nbsp; ｜&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; ＋---運賀&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&amp;nbsp; ｜&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; ＋---運助&lt;br /&gt;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp; ＋-------定覚--------覚円&lt;br /&gt;　　　&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;＋-------定慶&lt;br /&gt;　　　&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;＋-------快慶---＋---行快&lt;br /&gt;　　　　　　&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; 　　＋---長快&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;　　&amp;nbsp; ＋---栄快&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &amp;nbsp;&amp;nbsp; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835578074/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;運慶の数珠―仏師の子に生まれて&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;運慶の数珠―仏師の子に生まれて&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/518F2G5F4HL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;110&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-07T19:45:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/31-07e6.html">
<title>「これからを面白くしそうな31人に会いに行った。」 近藤 ヒデノリ,米田智彦,サトコ</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/31-07e6.html</link>
<description>[思いついた事を即やってみようという勢いを大切にする] 米田　お二人は雑誌のスタ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[思いついた事を即やってみようという勢いを大切にする]&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;米田&lt;/span&gt;　お二人は雑誌のスタッフ募集から出会い、映画を撮るようになったそうですね。結成した頃はどんなものを撮ろうと話していたんですか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;高橋&lt;/span&gt;　その頃は先のことは全くしゃべらずに、「今はこれが撮りたい。じゃあそれを撮りに行こう」って、それだけで動いてましたね。そこに意味なんかなくても、ただ本当に「レモンを金属バットで打ってみよう」と言ってたら、本当に打ってみたりして。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;米田　衝動があったら、即やってみようと（笑）。&lt;br /&gt;高橋　はい。それが途中から、なんとなくストーリー性や感情を帯びてきたりしていった感じですかね。最初はそんなもんでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;米田　でも思いつきの部分と、自分の中で時間をかけて構築していく部分はどう折り合いをつけてるんですか？&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;高橋　まず、勢いを優先します。やっぱり、やってみたいという気持ちが本当の部分じゃないですか。その本当をどう見せるかって言う嘘を塗り固めていく漢字ですかね。そこは絶対崩さないっていうのが僕らのスタイルですね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;米田　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「ある朝スウプは」が狭いアパートの部屋一つで物語が構成されているのが凄く面白かったんですよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋　あの作品に数千万とか予算があったら、あの部屋から出て、風景を描いたり、余計な事をやっていたかもしれないですね。ですから作品を撮る金額っていうのは、本当に10万、20万あればいいのかなって思います。ただ、それをどうやって劇場公開や、映画祭まで持っていくのかと考えると、そこからのお金が多少必要なのかなって。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;米田　「14歳」では当時の自分を思い返したり、今の14歳を創造したりしながら脚本を書いて作っていったんじゃないかと思うんですが、リアルと虚構のバランスについてはどう考えていました？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋　元々「14歳」の脚本はリアリティーを追求していなくて、廣末君が演出すれば、自然に人間の生々しさが出てくるだろうと予想しながら書いていたんです。でも、「ああいう人間が実際にいるのか？」って議論になったら、もう全世界の映画の中の登場人物がそうなのか？っていう話になってしまう。観る人の感情を揺り動かすための嘘を追求しただけなんです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[書き込みがある方が本の価値はあがる？］&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　次に、内沼が行った「WRITE ON BOOKS」から「encounter」に共通する、本への「書き込み」について聞いてみた。「古本の価値って、(古本屋の）ブックオフの仕組みが象徴的なんですけど、「きれいかどうか」っていうのが一つの重要な基準なんですね。書き込みのある本というのは、どんなにいい本でも古本では価値が下がってしまうんです。だけど、「書き込み」って実は面白かったりするんですよね。なんでこの人はここに線を引いたんだろうとか。誰かの手を通っている、しかもその人の考えが入っている事で、元の本よりも価値が上がっているという事もあるんじゃないかなと。極端な話、妻夫木聡が読んだ本だったら、それが証明されていれば・・・。書き込んだ人が無名な人だったとしても、面白いことが書いてあったら、それは凄くオリジナルなんですよね。「WRITE ON BOOKS」は、(書き込みがされた)その瞬間、世界に一つしかない本になるっていう事を伝えたいと思って立ち上げた企画です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;br /&gt;　このインタビューの後、僕は&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;横浜・馬車道のブックルーム「encounter」&lt;/span&gt;に行ってきた。Bank Artの向かいのビルの一室。壁にずらりと並んだ本棚。すべての本にカバーがされていて中身は見えない。その中の一冊を手にとると、以前に読んだ人の感想などが挟みこまれている。一冊の本とその読者を介して出会うという、全く新しい「本屋」体験だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　その後、内沼は自身の「本とアイデア」のレーベル「numabooks」を設立。アパレル、カフェ、ホテルなどのブック・コーディネイトをメインに、色々な業界で企画・ディレクションの仕事を手がけている。&#39;06年には、TSの展覧会にも参加してもらい、会場を訪れた人のおすすめ本がその場で購入できる参加型本屋を作ってもらったり、彼の企画した「INDEPENDENT FESTA」にも参加させてもらったり‥‥‥今後も様々な形で共犯したい仲間である。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894447282/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;これからを面白くしそうな31人に会いに行った。&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;これからを面白くしそうな31人に会いに行った。&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/412EN9utZSL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;113&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Book&quot; src=&quot;http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/icon-books.gif&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-05T19:36:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-83ec.html">
<title>「ほつれとむすぼれ」 田口 ランディ</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-83ec.html</link>
<description>[顔というマンダラ] 　私はまたしても、母の顔に注目した。 　顔が変わっているの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[顔というマンダラ]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　私はまたしても、母の顔に注目した。&lt;br /&gt;　顔が変わっているのだ。点滴の浮腫みはさらにひどくなっていた。だけど、その浮腫んだ顔の中に表情のようなものが感じられる。いやおうもなく感じてしまう。なにかの意思、あるいは生きている力のようなもの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いったい自分が母の顔から感知しているものの正体はなんなのだろうか。私の思い込みなのだろうか。だけど私は母の顔から確かになにかを読み取っているのだ。ただ、いったい何を読み取っているのか自分でもわからない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　倒れてから二ヶ月が過ぎたころ、母を訪ねると、母は相変わらず病院のベッドに横たわって宙を見据えていた。目を開けていた。そのころには眼の白濁はずいぶんと取れて、もとの黒目が戻りつつあった。眠っているときは眼を閉じるようにもなっていた。&lt;br /&gt;「お父さんったら、いまごろになってお母さんのありがたみに気がついたみたいだよ」&lt;br /&gt;と、私が母の耳元で囁いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;すると、母の右目の目じりと口元がわずかに引きつった。&lt;/span&gt;本当にわずかではあったけれど、それは母が照れ隠しをするときの表情の癖で、まぎれもなく母の個性が顔のわずかな神経を動かしていたのだった。&lt;br /&gt;　&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[アレクセイと泉のこと]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&amp;nbsp; 2001年の年末に「アレクセイと泉」という映画の解説文の以来を受けた。&lt;br /&gt;　依頼を受けた頃は、疲労のために風邪をこじらせて体調も絶不調の時期で、原稿も差し迫った締め切りのあるもの以外はほとんど書いていなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　初日、なんてことだ。寝てしまった。実に淡々とした映画なのである。&lt;br /&gt;　舞台はベラルーシ共和国の小さな村。チェルノブイリ原発事故で放射能汚染され、六百人の村人のほとんどが村を去った。そして五十五人の老人と一人の若者が村に残った。村は地図から消された。この村には泉があった。百年もの間、人々を潤してきた泉。村の周辺は放射能に汚染されているのに、なぜか、この泉からは全く放射能が検出されなかた。。&lt;br /&gt;　物語みたいだ。でも、ドキュメンタリー映画である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　二日目、また最初から観る。&lt;br /&gt;　チェルノブイリ事故で汚染された村の映画だから、暗い社会派の映画なんじゃないかな、とふと不安になる。ごろごろとリビングの床暖房の上に寝転びながら、最初に映し出されるロシアの雪原を見て、「うわー寒そうだなあ‥‥」と思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　三日目、さらに最初から観る。&lt;br /&gt;　このときになって、ようやく私は「きれいな映像の映画だなあ」ということに気が付く。たぶん映画館のスクリーンで観ていたらすぐに気づいていたんだろう。&lt;br /&gt;　ようやく三日目にして、最初から最後まで集中して鑑賞し、映画の世界に没頭した。そしたらとても不思議なことが起こった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この映画の全編に登場するのはブジシチェ村の泉である。ラストシーン近く、泉の水が画面に大きく映し出される。&lt;br /&gt;　水はふつふつと湧いていた。その湧き出ずる水の、なにかが私にいきなり転写されてきたのだ。&lt;br /&gt;　これは言葉に置き換えたら、希望とか、勇気とか、慈愛とか、そういう陳腐なものになってしまうのだけど、よくわからないなんらかの「力」だった。「力」であることだけは確かだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　気がついたら悲しくないのに涙が流れている。妙なこともあるものだと思った。&lt;br /&gt;　私はなぜ泣いているのだろう。&lt;br /&gt;　私は、生きる力みたいなものが自分のなかに転写されたのを感じてしまった。&lt;br /&gt;　それで、観終わってからすぐさま&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「転写される水の力」&lt;/span&gt;というタイトルの原稿を書いた。&lt;br /&gt;　それにしても、奇妙な気がだなあと思った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4043753063/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;ほつれとむすぼれ (角川文庫)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;ほつれとむすぼれ (角川文庫)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51qiKxXwg9L._SL160_.jpg&quot; width=&quot;112&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Book&quot; src=&quot;http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/icon-books.gif&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2009-01-05T19:18:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-9540.html">
<title>このミステリーがすごい！　２００７年のミステリー＆エンターテインメントベスト１０　２００８年版 </title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-9540.html</link>
<description>[このミステリがすごい　国内10位] １　警官の血（上下）佐々木譲 ２　赤朽葉家...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[このミステリがすごい　国内10位]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;１　警官の血（上下）佐々木譲&lt;br /&gt;２　赤朽葉家の伝説　桜庭一樹&lt;br /&gt;３　女王国の城　　　有栖川有栖&lt;br /&gt;４　果断　　　　　　今野敏&lt;br /&gt;５　首無の如き祟るもの　三津田信三&lt;br /&gt;６　離れた家　　　　山沢晴雄&lt;br /&gt;７　サクリファイス　近藤史恵&lt;br /&gt;８　楽園（上下）　　宮部みゆき&lt;br /&gt;○９　夕陽はかえる　　霞流一&lt;br /&gt;○10　Ｘ橋付近 　　高城高&lt;br /&gt;○10　インシテミル　　米澤穂信&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[このミステリがすごい　海外10位]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;○１　ウォッチメイカー　ジェフリー・ディーヴァー&lt;br /&gt;○２　復讐はお好き？　　カール・ハイアセン&lt;br /&gt;３　　TOKYO YEAR ZERO　　デイヴィッド・ピース&lt;br /&gt;○４　物しか書けなかった物書き　ロバート・トゥーイ&lt;br /&gt;○５　悪魔はすぐそこに　D・M・ディヴァイン&lt;br /&gt;６　　路上の事件　　　　ジョー・ゴアズ&lt;br /&gt;７　　狂人の部屋　　　　ポール・アルテ&lt;br /&gt;８　　デス・コレクターズ　ジャック・カーリイ&lt;br /&gt;○９　ジョン・ディクスン・カーを読んだ男　ウィリアム・ブリテン&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□　今日の読書　★★★☆☆&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://click.linksynergy.com/fs-bin/click?id=p9LMJsrRZls&amp;amp;offerid=137560.11992163&amp;amp;type=15&amp;amp;subid=0&amp;amp;u1=AjhEE5CKBfIGzOFG&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot; このミステリーがすごい！　２００７年のミステリー＆エンターテインメントベスト１０　２００８年版 &quot; alt=&quot; このミステリーがすごい！　２００７年のミステリー＆エンターテインメントベスト１０　２００８年版 &quot; src=&quot;http://img.7andy.jp/bks/images/i3/31992163.JPG&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt; &lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-31T12:42:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-ca5c.html">
<title> 「 波打ち際の蛍 」　島本 理生</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-ca5c.html</link>
<description>[俺も、君のことが知りたいです。ずっと恋人はいなかったんですか。] 　一瞬だけ視...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;[俺も、君のことが知りたいです。ずっと恋人はいなかったんですか。]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　一瞬だけ視線を外へ投げると、サイドミラーに映った私の顔は、頬のあたりがかすかに強張っていた。　&lt;br /&gt;　私は前に向き直って、答えた。&lt;br /&gt;「付き合ってた人はいましたが、だいぶ前に別れました」&lt;br /&gt;「その後はずっと、一人？」&lt;br /&gt;　はい、と答えた。さっきから流れているＢＧＭが気になる。男の人なのに透明感があって、空気に溶けるような声。音楽は繊細な電子音だけ。ちょっと好きな感じの&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000099;&quot;&gt;「なにをしてた人だったとか、聞いてもいい？」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　私はいったん思考を止めて、動揺しないように気をつけながら&lt;br /&gt;「私も、あんまりくわしくはないんですけど、大学に通いながら、時々、雑誌に小説の評論みたいなものを載せてて」&lt;br /&gt;と言うと、彼はちょっと驚いたように&lt;br /&gt;「かなり頭の良い人だったんだな」&lt;br /&gt;と言った。&lt;br /&gt;「そう、ですね。頭の回転が速くて博識な人でした。・・・ごめんなさい。もう、あの人の話はやめてもいいですか。　ちょっと気分が」&lt;br /&gt;　バックミラーに映った彼の瞳は、つかの間、反応を決めかねたように瞬きを繰り返していたけれど、ちょうど高速道路の本線に合流しかけたので、&lt;br /&gt;「分かった。もし君がはなしたくなったら、またいつか聞かせて」&lt;br /&gt;と彼は言いながら速度を落とし、私は心の中で、面倒臭い女でごめんなさい。と謝った。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;　信じられないんです、と私は首を振った。強く振った。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「道端でいきなり殴られたり刺されたりしないことを。ホームに立って背後から突き落とされないことを。知らない人が、意味もなく私を蔑んだりはしないことを。キスやセックスが、私を殺しはしないことを」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「私は、蛍のことが好きだから、大事にさせてほしいです」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;顔を上げると、彼は食べる手を止めたまま、言葉を失っていた。&lt;br /&gt;「蛍？」&lt;br /&gt;「え、いや、だってそんなの、いつから」&lt;br /&gt;「ずっと、そういうふうに思ってました。思ってる」&lt;br /&gt;　そう言いながら、今の話し方はすごく蛍に似てた、とふいに気付いた。&lt;br /&gt;「ごめんなさい、いつも唐突で」&lt;br /&gt;　彼は、いや、とまた口ごもってから、ゆっくりと息を吐いた。&lt;br /&gt;　そして滲みだしたような笑顔を見せた。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #cc0000;&quot;&gt;「嬉しいです。ありがとう」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　私も微笑んでから、ゆっくりと息を吸った。&lt;br /&gt;　なんの無理もなく、呼吸するように彼を好きだと言えたこと。ひとを好きだと思えたこと。もうきょうだけで何日目か分からにけど泣きそうになりながら、私が私に感じている、まだこのからだの五感は死んでない、そのことを何度も繰り返し確かめて喜びを感じていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;□　今日の読書　★★★★☆&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048738739/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;波打ち際の蛍&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;波打ち際の蛍&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WRLrdBREL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;111&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-27T12:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-337c.html">
<title>「強欲資本主義 ウォール街の自爆」神谷 秀樹</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-337c.html</link>
<description>　[アメリカ経済はなぜ衰退したのか] 　ダンテも嘆く「ウォール街の地獄篇」 　「...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;　[アメリカ経済はなぜ衰退したのか]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;　ダンテも嘆く「ウォール街の地獄篇」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　「フィレンツェよ。成り上がり者と、にわか成金どもが、おまえの中に傲岸不遜の風を生み出し、その為におまえは嘆き苦しんでいる」（ダンテ『神曲』地獄篇)&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ウォール街にいると、まことに人間の強欲さが手に負えないところまで来ていると痛感する。&lt;br /&gt;　私はウォール街で16年前に創業した、小さな投資銀行を経営している。後に詳述するが、金融業に関わって30余年、ウォール街で働くようになって四半世紀が過ぎようとしている。&lt;br /&gt;　長い間、金融業に携わったうえで、私自身信条としてきたことがある。それは、「金融マンは実業を営む方たちの脇役に徹するべきだ」ということだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ところがアメリカの金融業界、とりわけウォール街の現状は、まったく様相を異にしている。&lt;br /&gt;　例えば、近年の世界的な金余りによって、プライベート・エクイティー投資（ファンドにより企業の経営権を握る投資）が潤沢な資金を吸収して巨大化した。07年夏ごろには、実業を営む企業の「企業買収」の、実に三分の一がこれらのファンドの手によるものとなった。&lt;br /&gt;　しかも、その買収資金のほとんどは「借りた金」によるものだ。つまり、金融資本が「主役」となってしまい、本来であれば「主役」であるはずの実業を営む企業（産業資本）は支配される側、すなわち「資本家の奴隷」となってしまったのである。&lt;br /&gt;　そして、金融資本は、自らが買収した企業から、利益を絞りとれるだけ絞り取ってしまうのだ。彼らは「その事業」には興味を持ち「その事業」を行うために投資するのではない。&lt;br /&gt;　事業は何でもよい。「純粋に金融収益を上げること」、「安く買って高く売って儲けること」、「お金がお金を生み出すこと」こそが、彼らの最終目的なのである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　金融資本の本来あるべき姿、すなわち「顧客第一の原則」は、どこかに雲散霧消してしまった。顧客も含めた「市場」で「いかに儲けるか」しか考えなくなった。顧客はもはや証券の仕入れ先、あるいは売り先にすぎなくなってしまい、「いかに利益を抜くか」がすべてになってしまったのだ。&lt;br /&gt;　今や大金融機関の中心に座っているのは、「経営者の相談に乗るバンカー」ではなく、「スクリーンを見て証券の売買をするトレーダー」たちである。このような浅ましいことを続けていけば、世の中（我々が生きている経済社会）がボロボロになってしまうのは目に見えていた。ここ数年のウォール街の姿は、まさに冒頭に掲げたダンテの言葉がピッタリとあてはまる状況だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166606638/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書)&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;強欲資本主義 ウォール街の自爆 (文春新書)&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41rFcBwTzrL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;102&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-25T11:31:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-daf9.html">
<title>「脳を活かす勉強法」茂木 健一郎</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-daf9.html</link>
<description>[脳はドーパミンと強化学習が好き] 　たとえば、プロ野球オリックス・バファローズ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[脳はドーパミンと強化学習が好き]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　たとえば、プロ野球オリックス・バファローズの清原和博千選手は、以前、西武ライオンズから読売ジャイアンツに移籍した時、思うように成績が上がりませんでした。それは「ジャイアンツに入ることが目的だったからではないか。念願のジャイアンツに入団することで目的が達成されてしまい、次のステップに進めなかったからではないか」という話を、脳科学の大家だった故・松本元先生に聞いたことがあります。清原選手ほどの超一流のプロフェッショナルでも、そういうことが起こりかねないのです。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　僕自身は、いい学校に入ることを目的に勉強したことがないので、いまだに勉強するのが嫌にならずに続いています。むしろ、楽しくてしかたがありません。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;　学生時代に勉強している最中も、これで学年何位になるとか、これで希望校に合格できるとか、そういうことは気にしていませんでした。ただただ、脳がずっと興奮している状態にあって、楽しいなと思ってやっていただけなのです。&lt;br /&gt;　だからといって「必ず俺は上へ行けるはずだ」と自信を持っていたことは一度もなく、むしろ、「もうだめなのではないか」と不安でたまらなくなることもありました。しかし小学校の頃から、一貫して勉強に「喜び」を感じ、それ以降もずっと「学習の喜び」の原理に基づいてやってきたのです。そうしたらいつの間にか、学年一位という結果も付いてきました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　勉強を厭わない脳をつくる。僕自身は、人生のある段階でこれを獲得できたように思います。そして、いまこの瞬間もこれだけでやっています。極端な言い方ですが、これさえあれば、この先もずっと、一生やっていけるような気さえします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[突き抜ける感覚は絶対クセになる]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　ここでひとつ注意しなければならないのは「できることを続けても脳は喜ばない」ということです。ドーパミンは、できると分かっていることをなし遂げても放出されません。できるかどうか分からないことに、一生懸命になってぶつかり、そして苦労の末それを達成した時に大量に分泌されます。「えっ、私ってこんなこともできたの？」と意外性が強ければ強いほど、喜びが大きくなる仕組みなのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕の高校の時の英語の勉強法がまさにこれでした。&lt;br /&gt;　普通、英語を勉強するといったら、まずは英単語を覚える、英文法をマスターする、という感じだと思います。しかし、そんな勉強方法には、僕はまったく興味を持てませんでした。僕の脳を喜ばせてくれる勉強法ではなかったのです。&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;それでは、どんな方法をおったのか。僕は延々と、そして徹底的に英文を読み続けたのです。&lt;/span&gt;たとえば、僕は「赤毛のアン」が好きだったので、シリーズすべてを原書で読みました。それまで本格的に英語の本を読んだことはなかったのですが、無謀にも僕は辞書さえひかずに読み始めたのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　いまでもそのときの感覚を覚えています。最初のうちは読んでいても、苦しくてしかたがありませんでした。脳の中のボルトとナットがうまくはまらない感じで、とてももどかしい感覚でした。でも、それを我慢して何冊か読み続けていくうちに、ある瞬間に突然フッと楽になり、すらすらと英語が読めるようになっていったのです。&lt;br /&gt;　きっと、脳の中で劇的な変化が起こっていたのでしょう。そのあとは「英語など恐るるに足らず」という感じになりました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　苦しければ苦しいほど、その後の喜びは大きく、より強化される。これが脳のメカニズムです。この「苦しい」状況を何とかして突き抜けることは、とても重要なことです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[茂木流・勉強の極意]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　☆まずはたくさんの量にふれることが読書には必要&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;☆読書の質は読み方ではなく「集中」するモードで決まる&lt;br /&gt;　☆ネット上には、ありとあらゆる知識、情報がある&lt;br /&gt;　☆時代の変化にいち早く気づき、自分なりに勉強している人が輝ける&lt;br /&gt;　☆自分にとって本当に必要な情報を見極めることが大切&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　☆勉強とは、自分の脳の特性を見つけること&lt;br /&gt;　☆自分の脳の調子（コンデション）を把握する&lt;br /&gt;　☆絶好調の時のことを脳に覚え込ませる&lt;br /&gt;　☆自分の欠点、弱点を直視し修正する&lt;br /&gt;　☆「失敗」が、知的なハングリー精神を培う&lt;br /&gt;　☆「失敗」や「逆境」から学び、自分の力に変える&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★☆&lt;br /&gt;&lt;table style=&quot;WIDTH: 100%; LINE-HEIGHT: 150%&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td style=&quot;WIDTH: 110px&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://tk.af.nifty.com/tk/cgi-bin/naf_tracking.cgi?AFTID=AjhEE5CKBfIGzOFG&amp;amp;GRPID=g001&amp;amp;ECSID=ecs00103&amp;amp;PRMID=p07jmhmiy819751&amp;amp;MSSID=m08pdpedq146494_3&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img src=&quot;http://ad.af.nifty.com/ad/cgi-bin/naf_advview.cgi?AFTID=AjhEE5CKBfIGzOFG&amp;amp;GRPID=g001&amp;amp;ECSID=ecs00103&amp;amp;PRMID=p07jmhmiy819751&amp;amp;MSSID=m08pdpedq146494_3&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://tk.af.nifty.com/tk/cgi-bin/naf_tracking.cgi?AFTID=AjhEE5CKBfIGzOFG&amp;amp;GRPID=g001&amp;amp;ECSID=ecs00103&amp;amp;PRMID=p07jmhmiy819751&amp;amp;MSSID=m08pdpedq146494_3&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;脳を活かす勉強法&lt;/a&gt; 茂木 健一郎&lt;br /&gt;配信元：電子書店パピレス&lt;br /&gt;提供：＠niftyコンテンツ&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-23T11:24:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-dc62.html">
<title>「多摩とっても上等なランチ」</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-dc62.html</link>
<description>[三笠会館　聖せき亭] 　シシリー産の塩でいただくのがおいしい和牛ロースステーキ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[三笠会館　聖せき亭]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　シシリー産の塩でいただくのがおいしい和牛ロースステーキコース「桐」&lt;br /&gt;　ランチは1680円からだが、お勧めは和牛ロースステーキのコース「桐」(3990円)&lt;br /&gt;和牛ならではのジューシーな味わいが存分に堪能できる。&lt;br /&gt;TEL　042-337-2738(ランチは16:00LO)まで。&lt;br /&gt;京王聖跡桜ヶ丘SC　C館２F&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[エル・ダンジュ]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　フレンチ&lt;br /&gt;　オーナーシェフの豊嶋誠司さんの繊細で美しく、何よりもおいしい料理がいただける。ランチは1890円～だが、コースで味わうならBランチ(2650円)がお勧め。2人以上ならメインとデザートはそれぞれ分けて注文したい。ランチの醍醐味が一層味わえるだろう。&lt;br /&gt;TEL　042-357-4080&lt;br /&gt;桜ヶ丘カントリークラブすぐ&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[和・NAGOMI]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　おすすめは、やはり魚の旨みがすばらしい北海道産。主に週末あたりが北海道産のネタを使うため、そこを狙ってくる常連客もいるほどだ。&lt;br /&gt;ランチは840円～と採算度外視の価格設定もうれしい限り。&lt;br /&gt;「なごみ」1575円、寿司10貫、汁物、サラダ、デザートが付く。&lt;br /&gt;「ちらし寿司」945円、10種類ぐらいのネタがぎっしり。&lt;br /&gt;TEL　042-674-6039&lt;br /&gt;東京都八王子市上柚木１８２１&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[きっちんなかやま]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　裏の畑や山で採れる山菜や自家栽培の野菜を使うなど特製の家庭料理は、創業以来変わらない味。直伝のデミグラスースに浸した「カントリーハンバーグ」「ポークの生姜焼き」など昔懐かしいメニューに加え和食も並ぶのが特徴。&lt;br /&gt;　おすすめは1990円の月替わりランチコース&lt;br /&gt;TEL　042-676-3409&lt;br /&gt;東京都八王子市上柚木205&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #336600;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4780404126/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;多摩とっても上等なランチ&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;多摩とっても上等なランチ&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51fhb8wkzVL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;113&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Book&quot; src=&quot;http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/icon-books.gif&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-21T11:13:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-3499.html">
<title>「恋のかけら」著者：唯川 恵,朝倉 かすみ,井上 荒野,山崎 マキコ,小手鞠 るい,南 綾子,山崎 ナオコーラ,豊島 ミホ</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-3499.html</link>
<description>[無人島　小手鞠るい] 　－みずきって、根っから本が好きなんだね。 　－そうなの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[無人島　小手鞠るい]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　－みずきって、根っから本が好きなんだね。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　－そうなの。本に囲まれているだけで、幸せなの&lt;br /&gt;　－どうして、どこが、そんなに好きなんだ？&lt;br /&gt;　－たぶん、本のなかにだけ在るものが、好きなんだと思う。&lt;br /&gt;　－本のなかに在るものって、いったいどんなものなんだ？&lt;br /&gt;　－それは・・・・&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　子供の頃から、本が好きだった。&lt;br /&gt;　読むのも見るのも触るのも。匂いも、佇まいも、形も色も重さも。&lt;br /&gt;　図書館も、書店も、同じように好きだった。本のある場所でなら、何時間もひとりで過ごすことが出来た。書棚から書棚へ、時間をかけて歩き回って探し、読みたい本に巡り合えたときの喜び。そして、それを買う、という行為から得られる高揚感。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　斉田明典--年は、わたしよりもひとまわりほど上。住所は、図書館から歩いて15分ほどのところにあるマンションの一室。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「何冊か、リクエストしたい本があるんです。ここに収蔵されていないものばかり」&lt;br /&gt;「新刊ですか？　それとも、これから出る本？」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「それもありますが、古いものもあります。」&lt;br /&gt;「もしもお急ぎなら、新刊は書店で買われた方が」&lt;br /&gt;　早いと思いますが、と、言いかけている私の声に、彼の声がぴたりと重なった。&lt;br /&gt;「残念ながら、買いたくない本ばかりなんだ。読む必要に迫られてるんだけど、買って、手元におきたくない本、とでも言えばいいのかな。だから、図書館というか、俺達が払ってる税金で買ってもらって、読めないかと思ってる」&lt;br /&gt;「はい」&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;思わず、背筋を伸ばししてそう答えてしまったのは、彼の視線が、わたしの瞳を捉えて、話そうとしなかったから。&lt;/span&gt;ひとたび捕まえられたら、二度と逃れることはできない--そんな獰猛さと、たとえ手にいれたとしても、気に入らなければ即座に切り捨ててしまう--そんな冷酷さを併せ持った、簡潔で、優雅な、男の視線。&lt;br /&gt;「ではこの用紙に、必要事項を記してくださいますか」&lt;br /&gt;「本が到着しましたら、お電話させていただいて、よろしいでしょうか？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「襟野さん、お気遣いどうもありがとう。確かに、うちのカミサンが電話に出て、うっかり本のタイトルを耳にしたら、そりゃあ大変な騒ぎになるよね。本当にありがとう。いい子なんだね、きみは」&lt;br /&gt;　いい子といわれて、私の頬は耳まで染まっていた。嬉しかったんだと思う。無邪気に、無防備に、喜んでいた。その時、わたしは２９歳。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「絶対に離さない。誰にも渡さない。みずきは俺のものだ」&lt;br /&gt;何度も何度もそう言って、彼は私を抱きしめてくれた。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;　あじさい屋敷の窓の外で舞い踊る、淡いピンクの花びらのように、明るい黄色の木の葉のように、数え切れないほどの愛の言葉を、彼は降らせてくれた。&lt;br /&gt;　私の体の上に。人生のなかに&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　－ねえ、明典さん。わたしたち、もっと早く出会えていたら、良かったね。&lt;br /&gt;　－うん。あと十年早く、出会いたかったなぁ、みずきと&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　－あと十年早く、会えてたら、一緒になれた？&lt;br /&gt;　－もう、一緒になってるじゃないか。さっきから何度も。&lt;br /&gt;　－じゃあ、あともう一回だけ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ある日、散歩の途中にふらりと立ち寄ったいう風にして、別れはやってきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344015487/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;恋のかけら&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;恋のかけら&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/41lkFG78HaL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;108&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163273603/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-19T11:00:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-e62e.html">
<title>「時が滲む朝」楊 逸</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-e62e.html</link>
<description>時が滲む朝 著者：楊 逸 販売元：文藝春秋 Amazon.co.jpで詳細を確認...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163273603/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;時が滲む朝&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;時が滲む朝&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Mb70mj2uL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;113&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;「最近噂に聞くけど、北京で民主の壁ができて、民主化するとかの話しさ・・」誰かが切り出した。&lt;br /&gt;「それ、本当ですよ。高校の同窓生で、北京の大学に行ってる友達の手紙に書いてあったよ」範亮が応えた。&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;「民主化ってなんですか？」&lt;br /&gt;「つまり、中国もアメリカのような国にするってことだよ」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「アメリカみたいな国？　どうして？」&lt;br /&gt;「今、官僚の汚職が多いからでしょう。アメリカみたいな民主主義になれば、役人は全て選挙で選ぶから、汚職はありえないし、腐敗もしないんだってさ」範亮 はいかにもよく知っているかのように言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「帝国主義で資本社会のアメリカって、どこよりも腐敗しているんじゃないの？」&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「俺には、資本主義だの、民主主義だの、帝国主義だの、さっぱりだけど」&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「僕もわからないけど、でも雑誌とかを読んでいると、凄く怖そうな国だと思ったよ。アメリカに留学した女子学生が、半年後には下着モデルになってたってさ」&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;　みんながあれかれと取り沙汰し始めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「授業のときに甘先生もチラッと触れたけど、中国も民主主義が必要で、監督する野党がなければ、官僚の腐敗は何時までも根絶できないってさ」範亮は大きい声で言った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「甘先生の言うことだから間違いないよ」&lt;br /&gt;「やっぱりよくわからないよ、アメリカが良いって言っても、誰かみてきたわけじゃないでしょう？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[北京へ］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　文学サロンの活動で、学生たちはまた食堂に集まった。メンバーがそろったところで、背が低く目立たない範亮は存在感を強調するかのように席をたち、手を叩いて、みんなの注意を喚起した。&lt;br /&gt;「北京の大学に行っている友人からまた手紙が届いた。官僚の汚職と腐敗に反対して、大学生は天安門広場で集会をして、ハンストなども行っている。国家興亡、匹夫有責。僕らにも応援して欲しいと要請しているが」息を荒げる範亮は、みんなが囲んでいる大きなテーブルに手紙を叩きつけて、ゆっきりと座った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「あ、それなら、甘先生は二年生を率いて、先週から市政府広場で集会を始めたって。知りあいの先輩も行ったけど」&lt;br /&gt;「僕も通知を待っていたけど、勝手な行動は取れないしさ」&lt;br /&gt;「多分僕ら一年生には勉強に専念させたいから、甘先生はあえて知らせなかったんじゃないの？」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[動乱？］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;「昨日、ある新聞が、今回の学生運動を動乱と決め付けた。我々は決して社会主義に反対しているわけではないことを、わかってもらうために、この記事を撤回するように求めたいと思います。明日は、集会の後にデモ行進も予定していますので、今日はここで解散して、帰ってしっかり休んで、明日元気いっぱいでがんばりましょう。」甘先生は、声のトーンを少し上げて締めくくった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[天安門広場］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　市委書記は市政府を代表して挨拶した。&lt;br /&gt;「・・・学生諸君の憂国憂民の熱情をありがたく受け止め、国への提案や意見などを真摯に検討して、自由民主の中国を目指し、わが人民一同頑張りたいと、我々も同じ気持ちであります。長い間デモや、ハンストまで行ってきた学生諸君は、心身ともに衰弱していることと思います。今日から各自の大学に戻り、少し休養してから、一日も早く授業が再開できるよう努めていただきたい。これからのことを我々に任せて、学生諸君は学業に専念して、将来のわが国の富強のために、頑張って、学を以って報国するよう・・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　甘先生は学生リーダーを呼び集め、臨時ミーティングを開き、疲れや病気のため、学生たちの体力はもう限界に達していることにかんがみて、一時解散と決定した。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　各自の部屋に戻ってすぐ眠りにおちた。ドアを叩く荒々しい音にも気付かないほど熟睡していた。&lt;br /&gt;　顔をしきりに叩かれて、ようやく目を醒ますと甘先生だった。黒く日に焼けた顔が解散の時よりもやつれて、輝いていた目も、暗く重い何かに覆われていた。寝ぼけて朦朧とした学生たちはひたすら先生の言葉を待った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「走行部隊が天安門広場に突入した」&lt;/span&gt;喉の奥に怪獣がいるような声だった。小さく重く低く、爆弾よりも強い衝撃だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;br /&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-17T10:47:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-dd07.html">
<title>「乳と卵」　川上未映子</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-dd07.html</link>
<description>[卵子］ 　というのは卵細胞って名前で呼ぶのがほんとうで、ならばなぜ子、という字...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[卵子］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　というのは卵細胞って名前で呼ぶのがほんとうで、ならばなぜ子、という字がつくのか、っていうのは、&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;精子、という言葉にあわせて子、をつけてるだけなのです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[シーツ］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　を干して戻って来て、なんか食べなと思ってはみても、冷蔵庫には飲み物と葱とドレッシング、味噌つらいしかなく、開き戸の内側にはびっしり玉子だけが並んであって、プラスチックの棚にもパックで十個入りのがまるまる残ってあるだけで、先週に、まだ先に買った分が残ってあることをうっかり忘れて重ね購入したのを思い出して、どっちか腐ってるやろかと日付いりの紙切れを見れば、戸の内側のは賞味期限は明日まで、パックのほうも明日までで、しかしこのような大量は今日明日での消費は無理、わたしはパックの方を取り出して、流しの脇に置き、生ゴミの袋をつくらないとな、と思い、卵の捨て方はいつも割って中身をほかすか、そのまま投げ入れるかそっと置くのかがようわからない。などと思いながらとりあえずお昼は&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;緑子を連れて家を出て、&lt;/span&gt;駅前で何か食べようと歩けば、その道々に、緑子とおなじ年くらいの子供らが数人めいめいの声をあげながら全速力で駆けてきてそれから前後へ抜けて行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td valign=&quot;top&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163270108/nifty05-nif13493-22/ref=nosim&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;乳と卵&quot; height=&quot;160&quot; alt=&quot;乳と卵&quot; src=&quot;http://ecx.images-amazon.com/images/I/31hCLFANJzL._SL160_.jpg&quot; width=&quot;110&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

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<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-15T11:59:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-fb2e.html">
<title>「地図男」　真藤順丈</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-fb2e.html</link>
<description>[地図貼] 　国土地理院院長承認、同院が第五刷として発行した29cm×19cmの...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[地図貼]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　国土地理院院長承認、同院が第五刷として発行した29cm×19cmの関東地域大判地図貼。モスグリーン地に金文字でタイトル徽章の入った、百科事典のようにいかつい装幀の、市井ではあんまり見かけることのないタイプの地図帖だ。&lt;br /&gt;　その296枚にわたる地形図、市街地図、主要都市拡大図といった縮尺をとわないほぼ全頁に、所有者の記入がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;　意味不明の×やマーキングだけではない、うねうねと縦横無尽に軌跡を描く矢印、そのすきまを埋め尽くす書き込み、書き込み、書き込み。虫眼鏡をつかって書いたような細かい文字で、意表な密度のハンドライティングがなされている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もちろん学習用の白地図ではないので、印刷をぬって書き込める余白には限界がある。そこで各頁に、紙面がわしゃわしゃ生やした毛髪みたいに無数の付箋が貼られ、キャプションがつけられている。そこへまた書き込み、書き込み、書き込み。付箋はポスといった的なものからルーズリーフの切れ端になったりすれし、ファーストフードの包装紙や、バラした煙草のケース裏に書き込まれたものまで挟まれていたりもする。混沌と錯綜し、ときには重ねが気までされた記入はどれも－－物語の断片だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[地図男について］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　俺は地図帖ほどに、語る言葉をもたない。俺はその素性をまるで知らないし、本人に質問をぶつけてみたところで、満足な答えが返ってきたためしがない。&lt;br /&gt;　外見の印象からいえば、年齢は不詳、三十代前半にも四十代後半にも見える。季節をとわずシャツやコートを重ね着しているこれど、不潔感はない。肌は黒ずんでいないし髭もたいてい剃られていて、衣服同様こまめにも体を洗っているようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　膨大な物語数をはらんだ地図帖の所有者／記入者にふさわしい、雑念や妄想を混沌とまとった奇人、という印象はパッと見からはほとんど受けない。&lt;br /&gt;　とにかく神出鬼没である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[そろそろ語ろう］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　この物語を語ろう。舞台は東京都の西域。奥多摩の山間部からななめに流れる多摩川を境にすると、北東側の平野が「武蔵野」－－立川市、昭島市、小平市、国立市、府中市、調布市などなど、西東京の主要都市がここに載っている－－それに対して南西側は？　かつてこの南西の流域は秋留郷に属していて、旧五日市町にある古社も阿伎留神社と呼ばれていたことから、1995年の秋川市＆五日市町合併のタイミングで、対岸の武蔵野に対して多摩川南西岸の平野が&amp;lt;あきる野&amp;gt;と命名され、あきる野市が生まれたんだ。&lt;br /&gt;　でね、天の川じゃないんだけどね。&lt;br /&gt;　この物語は多摩川を境にその運命を隔てられた、男の子と女の子の物語だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★☆☆&lt;br /&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F5839249%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;地図男&quot; alt=&quot;地図男&quot; src=&quot;http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/8401/84012416.jpg?_ex=128x128&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F5839249%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;地図男&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;p&gt;販売元：&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fwww%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;楽天ブックス&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F5839249%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;楽天市場で詳細を確認する&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>読書日記</dc:subject>

<dc:creator>mako103</dc:creator>
<dc:date>2008-12-13T11:49:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-3d08.html">
<title>「次々に投入される探査機が明かす太陽系のすべて」</title>
<link>http://dokushoeiga.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-3d08.html</link>
<description>[水星] 　ゆがんだ楕円軌道をもつ最も内側の惑星 　１９７５年、マリナー１０号に...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[水星]&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　ゆがんだ楕円軌道をもつ最も内側の惑星&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　１９７５年、マリナー１０号による観測で、水星に磁場が発見されました。地球の磁場は、中心部にある核で起きている対流が原因だと考えられています。しかしサイズの小さな水星では、内部が冷えやすく、冷えてしまうと内部が固体となってしまい対流がおきないはずです。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;水星になぜ磁場が存在するのか、そのなぞはまだ解明されていません。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;img title=&quot;Photo_3&quot; alt=&quot;Photo_3&quot; src=&quot;http://mako103.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/02/22/photo_3.jpg&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;FLOAT: left; MARGIN: 0px 5px 5px 0px&quot; /&gt; 　２００４年８月に打ち上げられたＮＡＳＡの水星探査機「メッセンジャー」は、２００８年１月、水星に接近しました。このとき、メッセンジャーは、１２００枚以上の画像を撮影することに成功しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&amp;nbsp; 　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;水星最大のクレーターであるカロリス盆地は、推定されていたよりも大きく、直径約１５５０キロメートルであることがわかりました。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[金星］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　濃硫酸の雲&lt;br /&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;金星の自転スピードは非常に遅く、１周するのに２４３日もかかります。また地球とは逆まわりに自転しています。&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　金星には二酸化炭素を主成分とする厚い大気があります。大気による室温効果のため、金星表面の温度は４００度Ｃをこえる灼熱の世界です。また表面付近の気圧は９０気圧にも達しています。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;高度４５～７０キロメートルには、金星全体を覆うように濃硫酸の雲が浮かんでいます。&lt;/span&gt;濃硫酸の雲は太陽光をよく反射するので、金星はとても明るく輝いてみえるのです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　金星には、ほかの地球型惑星にはみられない独特の地形も多く存在しています。そのうちの一つが、「コロナ」とよばれる地形です。コロナは巨大な円形構造で、直径は数百～1000キロメートルにおよぶものもあります。&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;最大のコロナは「アルテミス」とよばれるもので、直径2000キロメートルです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　金星大気の謎を探るべく、現在ヨーロッパの金星探索機「ビーナス・エキスプレス」が観測を続けています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[地球］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　大量の水があり、生命が存在する惑星。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[月］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;２００７年９月には日本の「かぐや」が打ち上げられ、多くの成果をもたらしています。また２００７年１０月には中国の月探索機「チュンア１号」が打ち上げられ、月の画像の撮影にも成功しました。そのほかにも現在、アメリカやインドなどでも月探査計画が進行中です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[火星］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　&lt;img title=&quot;Photo_4&quot; alt=&quot;Photo_4&quot; src=&quot;http://mako103.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/02/22/photo_4.jpg&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;FLOAT: left; MARGIN: 0px 5px 5px 0px&quot; /&gt; ダイナミックな地形が広がる赤い惑星&lt;br /&gt;　火星には巨大な山がいくつかあります。中でも最大のものは&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;「オリンポス山」&lt;/span&gt;で、ふもとと頂上の高低差が21キロメートル、すそ野の直径は600キロメートルもあります。直径600メートルとは、北海道がすっぽりと入ってしまうほどの大きさです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　&lt;span style=&quot;color: #990033;&quot;&gt;火星の赤道付近には「マリネリス峡谷」とよばれる巨大な峡谷があります。&lt;/span&gt;長さは日本列島よりも長く4000キロメートルもあります。幅は100キロメートル、深さは7キロメートルです。2005年にはＥＳＡ（ヨーロッパ宇宙機関）の火星探索機「マーズ・エクスプレス」によって、マリネリス峡谷の層状堆積物から硫酸塩鉱物が発見されました。硫酸塩鉱物は水と関連が深く、その場所にかつて水が存在していたのではないかと考えられています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[木星］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　表面の縞模様と巨大な斑点が特徴のガス惑星&lt;br /&gt;　木星の半径は約７万1500キロメートルで、太陽系最大の惑星です。2008年5月現在、63個の衛星が発見されており、中でも大きな四つの衛星は、発見者のガリレオにちなみ「ガリレオ衛星」と呼ばれています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;img title=&quot;Photo_5&quot; alt=&quot;Photo_5&quot; src=&quot;http://mako103.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/02/22/photo_5.jpg&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;FLOAT: left; MARGIN: 0px 5px 5px 0px&quot; /&gt; 　木星表面で最も目立つ模様は、「大赤斑」とよばれる巨大な渦模様です。大赤斑を発見したのはイギリスの科学者ロバート・フックです。1664年のことでした。それ以来、340年以上もの間、ずっと消えることなく存在しています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　1994年7月、1000年に一度ともいわれる天体現象が木星でおきました。「シューメーカー・レビー第９彗星」の分裂した核が、次々に木星表面に衝突したのです。&lt;br /&gt;　衝突の瞬間に発生したきのこ雲や、衝突後の痕跡が捉えられました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[土星］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　さまざまな現象がみられるリングのようす&lt;br /&gt;　2006年10月、土星で新しいリングを2本発見したとＮＡＳＡが発表しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[衛星タイタン］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　土星では2008年5月現在、60個の衛星が発見されています。その中で最大の衛星はタイタンです。タイタンの半径は2575キロメートルで、太陽系の衛星の中では木星の衛星ガニメデに次いで2番目に大きな衛星です。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　タイタンの最大の特徴は、分厚い窒素の大気が存在することです。海王星の衛星トリトンなど、非常に薄い大気が存在する衛星はほかにもありますが、タイタンほど濃密な大気が存在する衛星はほかにはありません。タイタンの地表付近の気圧は、地球の1.5倍にもまります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[天王星］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　天王星には13本のリングと27個の衛星が発見されています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #0000ff;&quot;&gt;[海王星］&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;　海王星最大の衛星は、&amp;quot;噴煙&amp;quot;をたなびかせていた。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #339900;&quot;&gt;□今日の読書　★★★★★&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;table&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F5776099%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img title=&quot;次々に投入される探査機が明かす太陽系のすべて&quot; alt=&quot;次々に投入される探査機が明かす太陽系のすべて&quot; src=&quot;http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3155/31551818.jpg?_ex=128x128&quot; align=&quot;left&quot; border=&quot;0&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F5776099%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;次々に投入される探査機が明かす太陽系のすべて&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;p&gt;販売元：&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fwww%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;楽天ブックス&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/06739806.e825ba3a.06739807.277813fd/AjhEE5CKBfIGzOFG?pc=http%3A%2F%2Fitem%2Erakuten%2Eco%2Ejp%2Fbook%2F5776099%2F&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;楽天市場で詳細を確認する&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


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