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なぜ犯罪を反復するのか
わたしは方向音痴の度合いがはなはだしく、しょっちゅう道に迷う。ある建物へ行こうとするのだけれど、毎回方向感覚を撹乱される場所があって、たとえば交差点に突き当たると、
「あ、この前来た時はこの場所でどちらへ行くか判断を誤って、結局迷ってしまったんだな」と、迷った記憶だけは鮮明に浮かび上がってくる。しかし、最終的にどちらの道を選んだのかといった肝心の情報だけが、頭から欠落している。おかげで、いつも他人に呆られている。
本当は行くのがためらわれるので、無意識のうちに肝心の記憶だけがいんぺいされているのだ--と、そんな通俗心理学的メカニズムで解説がつにのなら話は簡単なのだけれど、事態はそれほで明快ではない。懲りもせずに失敗を反復する自分に対しては、もはや苦笑するしか術がない。
さてここでいきなり鬱病の話である。鬱病では気分が沈むとか気が晴れないというよりも、「もうどうしようもない。取り返しがつかない」といった跡もどりの出来ないぜツ王冠にこそ本質がある。だから、過剰な罪悪感に来る新だり、自殺にはしったりする。事態はすでにどうのもならないj法対にあると感じ、しかもそれが事業自得ゆえであるといった「いたたまれない気分」に苛まれるのである。したがって、あらゆる自分んお言動はすべてまちがっていたかナンセンすであったかのいずれかであり、否定され断罪されなければと思い込む。たんに気持ちが冴えないといった悠長な気分とはまるで違う。
もしも読者諸氏が自分は鬱病ではないかと懸念しているとしたら、気持ちが他責的となっているかそれとも自責的になっているかを考えてみるのも、一法かもしれない。なぜなら剣山の針を自分の内面へ向けてしまうようなイメージこそが、鬱病の心性を端的に表現しているからなのである。
鬱病の患者は、かなりの頻度で「微小妄想」を呈す。それは自分の能力を驚くほどに低く自己評価してますます気持ちが暗くなるといった悪循環の状態のほかならず、こんな無能な自分は会社に迷惑をかけるから退職するなどと言い出したり、人間失格だ!と自殺に走るなど深刻な結果を招きかねない。まさに自分を微小で取るに足らぬ存在と思いこんでしまう。
先日、キヨスクを題材とした写真をみた。キヨスクの内部にカメラマンが入り、混雑している時間帯に客が殺到している様子を売り子の視線から撮影したものである。広角レンズで撮られており、座視だとか新聞、ガムや飴、つり下げられたハンカチとかカード、煙草にライターなどがごちゃごちゃと(六百種近い品ぞろえがしてあるという)並んだ隙間から、何人もの客がいっぺんに、商品や小銭を突き出している。
売り子に向かって何本もの腕が伸びている。客の表情は、決して柔和ではない。ある者は苛立ち、あるものは怒ったような顔つきで、またまったく無表情のままの者もいる。子どもですら、決してあどけない顔などしていない。
わたしはこの写真を見て、「怖い写真だな」と思わずにはいられなかった。あの多数の腕による無言の圧迫感、せっかちな雰囲気、およそ潤いとは正反対の顔つきをした人々の刺とげしい印象--こういった場面には耐えられない。自分が売り手であったなら、おそらく手際の悪さと不安感とでその場に氏が見込んでしまいそうである。
思うに、微小妄想に囚われている鬱病患者にこのキヨスクでの写真をみせたら、「こんな忙しい仕事を毎日こなしている人がいるのに、自分は何て駄目人間なんだ」ばかりに自分を責め、タイミングが悪ければ自殺の契機tなりかねないだろう。換言すれば、人を死に追いやりかねない写真ともいえる。そんなことをかんがえれば、やなりこのキヨスクの中から撮影された写真は「怖い写真」そのものであるに違いない。
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「大きなゼロを積み重ねたアメリカ」
モース アメリカにとって、1999年から2009年までの10年間は、"おおきなゼロ"を積み重ねた時代でした。この間、何もいいことが起きなかった。
経済成長は大きなゼロだったし、金融制度も同じです。企業会計制度は一般に公正で妥当と思われていますが、"真実"を測定できませんでした。雇用の創出もなく、民間部門の雇用者数は減少し、平均的家計収入も減少しました。住宅価格の上昇も、"ゼロ"なら、株価も、"ゼロ上昇"だったのです。
現代のアメリカは、社会構造が崩れています。ブッシュ政権の極端な資本主義、軍事主義的な政策の結果、貧富の差が大きな非常にすみにくい国に代わってしまいました。
たとえば、収入で言うと、富裕層は貧困層の440倍と絶望的な差があります。先進国で唯一、人口が急増して総人口は三億人を突破しましたが、これは移民の流入によるものです。しかも人口の4%は不法な移民なのです。
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① 「整理」の目的は、"スッキリ”ではなく、"最高の仕事ができる環境づくり"
「デスクの引き出しを全部ぶちまけてわかること」
② 昨日と同じデスクでは仕事もマンネリになる。 情報・資料には必ず「賞味期限」をつけておく。「締め切りのない仕事」がうまくいくはずがない。
③ 「完璧主義」の誘惑に勝つ。”一時避難場所”が生み出す余裕とアイデア
④ モノをふやさなければ、整理の手間もかからない。
(1)なんでも”立てる” 省スペース、時間節約、イライラ防止、すべて可能に。
(2)"すぐ使える状態" をキープ
(3)”目につくところ” のクリーン化
(4)"色"を活用する。 基本の六色の効用
(5)あらゆるものを "重要順"に(使う名刺、使わない名刺を平等に扱わない)
(6)仕事カバンを見れば能力がわかる。(去年と同じ中身では仕事は”進化”しない)
(7)捨てにくいものをどうするか --捨てる「決断」をするのにもコツがある。
(8)メモ、切り抜き --すべて"統一”スタイルになるうまいやり方
(9)本は、"検索する目”で読めば効果倍増 コストを意識した読み方、使い方
(10) 必要のなものだけ「見える化」するテクニック
(11) パソコンでの仕事をいかに早く、ラクにするか
(データはパソコン保存)という固定観念を突き破る
(12) "収納スペース不足” をいかに解決するか。
「所有」から「活用」へ、ここで差がつく。
▲ デスクを「コックピット」化する
「いつでもアクセスできる」 これが整理の第一歩
ペン類やホチキス、ハサミなどは、どこにもしまわずに机上に出しておく。
なんでもまず「たえられるかどうか」を考えればいいのです。「ペン立て」を
利用してもいいでしょう。
△必要なモノをすぐ取り出せるか
△立ててスペースをとらない
△狭いスペースでもより活用
(13)引き出しを見れば仕事ができるか一目瞭然
あなたのデスクの一番下の大きな引き出し」をいったん全部引き出し、机の上に置いてみてください。すると「こんなに入っていたのか」と、その収納力に驚くはずです。
(14)「たかが引き出し」ですが、ここを何のために使うか、そのために何を入れるかを考え予測されるさまざまな出来事を想定し、それを踏まえた「ルール」をつくる。そして、自分で決めたやり方や決めごとをきちんと守っていく。これは人生そのものではりませんか。
ルーズなルールで書類を入れていたのでは、整理がつかないのは火をみるより明らかです。「収納する書類のレベル」「処分のタイミング」などのルールを決める。
そして、書類はファイルに入れ、その背にタイトルをつける。さらにファイルボックスなどで区分けして引き出し内に「立てる」 こういったテクニックで、あなたの頭脳をアウトソーシングした”デスクの頭脳化”が可能になるのです。
デスクは「メンテナンス」で最高の状態に
「手の届く範囲」に置く資料、おいてはいけない資料
(毎日必ずつかうもの) パソコン、電話機、ペン、消しゴム、メモ帳
(情報・資料)には必ず「入手日、賞味期限」をつけておく
資料は、①その場で処理して捨てる、②仕事終了までとっておく、③「永年保存」
どんな資料にも必ず「日付」を入れる。
名刺には、会った日付、場所、要件
資料には、入手した日付、購入した日付
日付=製造年月日 を決めておき、期限切れのモノは処分する
1週間に10分の整理タイムの効用
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休職前の3カ月間は、時々やすんだり通院したりしたたえ、他の人が残業をしなくてはならなくなりました。その分の人件費などがかかります。その後6カ月間求職しました。「医療費の負担や傷病手当や見舞金、代替の人件費などがかかります。復職後、3か月はリハビリ出勤となり、代替の人権費などが必要です。
1年間の総コストは422万円かかります。
この社員がこれまで10年勤務したとすると、投資した採用、育成費の総額は一般的に
980万円。退職となれあ980万円が無駄になり、さらに人件確保のために300~400万円、トータルで1300万円のコストが発生します。
一方で、しっかり休職し、職場復帰を果たしたとします。それ以降は、能力を発揮し企業の利益に貢献するのであれば、422万円は必要経費と考える見方もできます。
しかし、「復帰したとこれで元のような利益を生み出す社員にはなれないだろうから、継続雇用するようが高kストなのではないか?」という厳しい意見もあります。
これらの試算をどう読み解くかは、それぞれの企業の判断にゆだねるとして、休職者を出さないことが何より低コストであるということは間違いなさそうです。
<<メンタルヘルスを投資と考えるか、コストと考えるか>>
企業間の競争力はコスト面だけではなく、新しい価値を提供できるか否かの価値競争ともいわれています。
価値を生み出すのは「人」。したがって人が心身ともに健康で働けることが、"前提条件"と考える企業はメンタルヘルスを「人材活用=投資」と考えます。
一方でメンタルヘルスを「人材活用=コスト」と考え、固定費の増加は抑えたいと考えている企業も多いのが現実です。固定費の出費には神経質で保守的な企業が多い日本では、メンタルヘルスの予算を増やすこと自体、なかなか難しい面があります。
そういう保守的な企業に限って、「うちの会社は大丈夫」「ハードに働くのがうち流}などと言ってはばからない点が気になります。
今日の読書 ★★★★☆ 部下の「うつ」をすばやく見つける本 大野 裕/横山美弥子
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海外編
1.スケベニンゲン (Scheveningen) オランダ
2.エロマンガ (Eromanga) オーストラリア
3.アホ (Ajo) アメリカ合衆国 アリゾナ州
4.キンタマーニ (Kintamani) バリ島、インドネシア
5.エロマンガ島 (Erromango) バヌアツ
6.ぷに (Puni) ニュージランド
7.ハゲ (Hagye) 韓国
8.チンポー湖 (鏡泊湖) 中国
9.ヤキマンコ (Rkhmahka) ロシア
10.シリフケ (Silifke) トルコ
11.シリブリ (Silivri) トルコ
12.パンティ (Panti) マレーシア
13.シワ (Siwa) エジプト
14. ナンパ (Nampa) アメリカ合衆国
15. オナラスカ (Onalaska) アメリカ合衆国・ウィスコンシン州
16. オナラスカ (Onalaska) アメリカ合衆国・テキサス州
17. オナラスカ (Onalaska) アメリカ合衆国・ワシントン州オナラスカ
18. マルデアホ (Mar de Ajo) アルゼンチン
19. シンボテ (Chimbote) ペルー
20. マラ (Mala) ペルー
21. クサイ島(コスラエ島) (Kosrae) ミクロネシア
国内編
01.ワルイ川 (わるいがわ) 北海道
02.貧乏山 (びんぼうやま) 北海道
03.ヤリキレナイ川 (やりきれないがわ) 北海道
04.珍小島 (ちんこじま) 北海道
05.馬鹿川 (ばかがわ) 青森県
06.紫波町 (しわちょう) 岩手県
07.笑内 (おかしない) 秋田県
08.横領森 (よこどりもり) 秋田県
09.面白山 (おもしろやま) 山形県
10.鼻毛橋 (はなげばし) 宮城県
11.鼻毛 (はなげ) 福島県
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[第1章 テロ・紛争・衝突 なぜオバマでも「戦争」を止められないのか?]
南アジア オバマ大統領 「アフガン増派」と「ノーベル平和賞」の板挟み
南アジア 米軍「アフガン戦争史上最大の作戦」でも勝利できない理由
南アジア タリバン勢力急進で危ぶまれるパキスタン「核の流出」
中東 "アルカイダの故郷イエメンが「中東の火薬庫になる日
中東 "難問山積み!米軍「イラク撤退」で再び治安悪化へ?
中東 "ドバイで暗殺事件発生!ハマスVSイスラエル報復合戦へ
中央アジア キルギス「米軍基地閉鎖」の背後にロシアの影
中央アジア 「ロシア軍VSグルジア軍」緊迫の軍事境界線に潜入ルポ
中東 大統領選で激戦! イラン改革のカギは自由を求める女性
米ロ オバマ「核兵器大幅削減」で米ロ関係をリセットできるか?
東アジア 北朝鮮「ミサイル発射失敗」を追跡した米NORADとは?
北朝鮮のミサイルはなぜ日本の上空を通るのか
東アジア 北朝鮮「核実験も偽装」?核物質はなぜみつからないのか
東アジア 米「台湾に武器売却」で知る「チャイワン=中台接近」への危機感
東アジア アメリカに新大統領が誕生すると米中間の緊張が高まる
東アジア ウイグル暴動報道に透けて見える中国政府の"捜作"
南アジア スリランカ「内戦終結」後も難民問題・民族対立は終わらない
アフリカ 内戦続くソマリアの「海賊」問題と国連の限界
アフリカ スーダン南部現地ルポ「忘れ去られた戦争の傷跡
米国 時期大統領候補? ペイリン女史のああ勘違い
[第2章 注目事件&人物 海外の現実が「10倍よくわかる」ニュースの見かた]
中米 大地震だけじゃない! 最貧国ハイチを苦しめる悲劇の歴史
欧州 スパイ映画より奇想天外 「消えた貨物船」騒動はモサドの仕業
アフリカ 国連でお騒がせ! リビア・カダフィ大佐の野望
南米 ベネズエラ・チャベス大統領「2030年まで独裁」の傍若無人
米国・中米 オバマが命じたキューバ・グアンタナモ収容所閉鎖
米国 アメリカで流行する新型インフルエンザの特効薬とは?
中東 「ラマダン」に異変? 新型インフル対策でメッカ巡礼禁止
東アジア グーグル「中国から撤退?」の裏に「サイバーポリス3万人」
[第3章] 経済・金融 欧米の混乱をしり目に存在感を増す中国
EU ギリシャほか南欧4カ国「PIGS]の財政赤字がユーロを脅かす
米国 「1929年の大恐慌」の教訓に学ばなかった米国の愚
米国 バカ高報酬にNO.! オバマ流「金融規制」の要諦
米国 失業率10%なのに株や金が上昇! ドル安バブルが世界を襲う
米金融を牛耳る「FRB」ってどんな組織?
米国 伝説の投資家バフェット「鉄道会社買収の勝算とは
世界 中国&ロシアが模索する新国際通貨構想「SDR」って何?
中東 金融都市ドバイのバブルを支える外国人労働者と中国マネー
東アジア 「デノミで格差解消」に失敗した北朝鮮を追撃する米国
[第4章] 政権交代 問題続出 選挙は何をもたらしたのか?
日本 NYタイムズの「記者クラブ問題」報道を黙殺する日本メディア
米国 政権交代で総入れ替え アメリカ式「回転ドア」人事とは
アメリカ大統領選挙の仕組み 投票日はなぜ火曜日なのか?
米国 オバマ大統領が提唱する「国民皆保険法案」は無保険者を救えるか
米国 ブッシュを描いたオリバーストーン映画のリアリティ
欧州 地方選で与野党逆転! イギリス議会「経費スキャンダル」の情けなさ
欧州 イタリア首相「スキャンダルまみれ」でも高支持立の理由
欧州 最有力のブレアが脱落! EU「初代大統領」選びの条件とは
東南アジア 「黄組」VS「赤組」 タイを分断する格差社会と国王不在
[終章] 歴史的視点 [20世紀]を読み説けば世界がわかる
世界 "激動と変革の時代”を生き抜く道標は、この100年間にある
日本 首相がサハリンをロシア綾と認定 [北方領土解決策はあるか?]
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会社の数字を科学する。
[B/S、P/Lとは何か]
・賃借対照表・・・ある時期に会社が持っている財産の一覧表を書いた報告書です。
ここには財産目録だけでなく、その財産をどういうカネで買ったか(ファイナンスの方法。か借金か自分の
か・・・)もあわせて書いておきます。英語では、Balance Sheetであり、以降はこれをB/Sと略すことにします。
バランスシートを直訳すると対照表であり、賃借には何の意味もありません。
・損益計算書・・・「収入-支出=もうけ」という形で、一定期間の "もうけ"を計算する報告書です。
英語では、Profit & Loss statementであり、以降B/Sと対応させてP/Lと略して表現します。
B/S,P/Lとも「財産目録」、「儲けの明細」という"報告書のスタイル"をいっているだけです。
税法(法人税)によるB/S,P/L、会社法によるB/S,P/L、金融商品取引法によるB/S,P/L、という形で、同じ会社でもルールの違う、つまり書いてある数字の違うB/S、P/Lがあります。
例えば会社法の会計には接待交際費という支出がありますが、税法の会計では、大会社(資本金が1億円を超える会社)の接待交際費は支出として認められていません。
したがって税法上のP/L(もうけ)
と会社法上のP/L(もうけ)は異なる数字となります。不思議に思うかもしれませんが、もうけは単なる計算値です。
これがわかれば利益(もうけ)の意味がよくわかります。
[税法はもうけが大きくなるルール]
あなたが今勤めている会社を辞め、魚屋を始めたとします。この時あなたは税務署に開業届けを出す必要があります。それは魚屋をやることで「もうけ」が発生し、この「もうけ」に課される税金を納めなくてはならないからです。
この税金は「収入-支出=もうけ」という形で「もうけ」を出した人が自ら計算し(会計し)、これを税務署に報告し、その上で税金をこの税金をはらわなければ成りません。
つまりP/Lという会計報告書をつくらなくてはなりません。税紺
これを申告といいます。P/Lの原点は税金です。
人間は弱い生き物であり、少しでも税金を安くしたい、つまりもうけを小さく計算したいと思うのが人情です。
「収入-支出=もうけ」であり、支出を大きく計算すればもうけは小さく計算できます。だからどうしても支出を大きく計算したくなりますが、魚屋でいえば、申告のための支出は「魚を売る」という仕事をするために使ったカネだけがみとめられます。
「魚を洗う水道代」を支出に入れても、「魚屋の店主の自宅の風呂の水道代」を入れるのは問題があります。
「店主の清潔が魚屋の第一だ」といっても、これはやりすぎです。この風呂代を入れておいて、後で税務署が調査し(税務調査という)、指摘されて風呂代をはずして再度申告し直すことを修正申告といいます。
この時よく「税務署と意見が合わなかった」といいます。
支出という言葉を使うとどうしても幅広くとらえてしまうので、支出のうち「特に仕事に使うカネだけを税法では認める」という意味で、税務会計ではこれを損金といいます。
これに対し収入は損金、もうけは所得とよばれます。
税法では支出のすべてではなく、損金に点綴するなどして、できるだけ「もうけ(所得)」が大きくなるように細かくルール化しています。それは人間に「もうけ」を小さくしたいという気持ちが働くからです。
[きちんと申告しています]
このようにP/Lだけを使った申告を白色申告(申告用紙が白い)といいます。企業の申告にはもう一つ青色申告(申告用紙が青い)というやり方があります。青色申告はP/LだけではなくB/Sという財産目録を付ける会計方法で、これおで税金は安く(!)なります。
なぜB/Sを付けると税金は安くなるのでしょうか?
収入(益金)-支出(損金)=もうけ(所得)です。税金を小さくするためにもうけを小さくするには「税務署との意見の違い」だけでなく、インチキをして収入を減らしたり、支出を増やすことも考えられます。例えば魚屋さんでさんまを1匹200円で売ったのに
(収入)、これを隠してしまうことです。申告は自分で計算するものであり、これを隠しても誰にも分からないかもしれません。
しかしこの200円という収入を隠すと、金庫にある現金が200円多くなってしまいます。このインチキを繰り返していくと、「もうけ」のわりにB/Sが書いてある財産が大きくなりすぎて、辻褄が合わなくなってしまいます。B/Sがなければわからないのですが、青色申告ではこれが一目瞭然です。そこでB/Sの財産から200円減らし、かつ200円を会社の金庫から出して、どこかに隠さなくてはならなくなります。
200円ならまだいいのですが、これが1億円、2億円となってくると、隠すのも一苦労です。銀行に預けても、口座に名前が付いているので隠したことになりません(銀行には仮名口座は作れません)。たまに大金の落し物があって、落とし主が出てこないことがありますが、落としたことを忘れたのではありません。1万円札で大変な量であり、忘れるはずはありません。「私のものです」といえないのでしょう。そこでこれを「金の延べ棒」に隠したりします。ここまでやれば計画的で悪質な犯罪(脱税)です。
青色申告でB/Sを付けるというのは、このような不正、そして過失(まちがえても「もうけ」と財産が合わないので発見できる)を防止する役割を果たします。つまり青色申告は「私はきちんと税務会計をやっています」という証であり、そのため税金を安くしています。
[会社法はもうけが小さくなるルール]
魚屋ももうけが出てくると会社というスタイルを取ります。これを「法人成り」といいます。しかし会社法ではこのような会社はイレギュラーなものであり(実はこのスタイルが数としては圧倒的に多いのですが)、次のようなタイプの会社を想定しています。
それは「カネがあり、魚屋をやるともうかると思うが、魚屋ができない人」が「魚屋をやりたくても"やるカネ"がない人」にカネを出して、魚屋というビジネスを行うというものです。後で述べるように前者のスポンサーは株主、後者は経営者とよばれます。
経営者は株主が出したカネで魚屋をやり、その結果を株主に報告しなくてはなりません。その時はやはり「どれくらい儲かったか」というP/L(もちろん株主は「もうけ」の分け前をもらうので)と、「魚屋というビジネスを行い、出したカネがどれくらいの財産に増えているか」という財産目録としてのB/Sを使うのがGoodです。
この経営者には、税務会計を作った魚屋の店主とは反対の気持ちが生まれます。それは、「スポンサーにもうけを大きく報告したい。財産が沢山ある報告書にしたい。そうしないとクビになってしまう」というものです。そして魚屋店主と同様に経営者は自分で会計を行います。そのため会社法の会計では税法とは逆に「もうけを少なくする」ようにルール化しています。これを会社法の会計ルールである企業会計原則では、保守主義の原則、または安全性の原則といいます。利益は「安全側(少なめ)に計算する」ということです。
例えば、先ほど述べたように税法では接待交際費を認めず(もうけは大きくなる)、会社法では認める(もうけは小さくなる)といったものです。
そこで税法とは異なり、会社法のP/Lでは収入を"収益"、支出を"費用"、もうけを"利益"と表現しています。ルールが違うのだから当然のこととして「収益、費用、利益」は、「益金、損金、所得」とは違う数字となります。
財務会計のルールである金融商品取扱法も、経営者は投資家に「もうけを大きく見せたい」という心理が働くので、「もうけを小さくする」方向にルールづけされています。
さらに株主と経営者は近い関係ですが(株主が数字をチェックしやすい)、投資家と経営者は遠い関係なので、会社法よりも金融商品取引法の会計の方がより厳しく「もうけを小さくするルール」としています。
[資金、資本とは何か]
①資金(fund)..会社にとってビジネスのため必要となるカネで、会社の外にあってまだ手にいれていない状態のカネ。
②資本(capital)..資金をファイナンス(財務)によって会社内部に調達した状態のカネ。
カネは買うモノを決め手から調達するのが原則です。皆さんもとりあえず借金してから買うものを決めるのではなく、買うモノ(特に価格が高いモノ。マンション、自動車・・)を決めてから、カネを調達(住宅ローン)するはずです。会社でもファイナンスという仕事によって買うモノが決まり、そのために資金を調達し(これで資本となる)、その資本で予定したモノを買います。こうして資本で買ったモノを資産(asset)といいます。
この資本が資産になることを投資(investment)といいます。「資本(元々は資金)投げる」という意味です。
会社は何のために資産を買うかといえば、カネを増やすためです。この「カネを増やす活動」を"営業"(business=ビジネス、事業ともいう)、「増やしたカネ」をキャッシュフローといいます。キャッシュフローとはカネの流れを指すのでなく、資金→資本→資産→営業というフローによって、"生まれたカネ"という意味です。
こうして生まれたキャッシュフローは、再度資本という"カネ" として資産に投資されます。これを回転(turnover)といいます。投資した資本に対してどれくらい戻ってくるかを資本回転率、資金からみると(資金に対してどれくらい戻ってくるか)資金回転率、資産に対してみると資産回転率といいます。
魚屋で一匹80円のいわしを1000匹買いたいとします。このためには8万円の資金が必要です。これを借金で調達すると(財務)、この8万円が資本となります。一方貸す方から見れば魚屋にカネを融通しているので金融です。魚屋はこの資本8万円をいわし1000匹に投資します。このいわし1000匹が資産です。
いわしは何のために買ったかといえばむろん食べるためでなく、「売る」という「営業」をしてカネ(8万円が資本)を増やすためです。1匹100円で1000匹売れれば、借金を返しても2万円カネが増えます。この2万円がキャッシュフローです。この2万円を資本としていわしをまた買えば回転です。
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「孫子」 13篇は、中国最古の兵書である。そこには、現実的な戦術が深い思想的裏付けを得て、戦争一般、さらには人生の問題として、広い視野の中に組み込まれている。竹簡の新資料との照合も経て、またさらによみやすくなった新訂版。
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